
ザイナブ・ホージ
ロンドン:サルマン国王は11月22日、G20加盟諸国は国民と世界の国々へ希望と安心のメッセージを送ることができたと述べた。
COVID-19 のパンデミックのためにリヤドでオンラインによって行われた2日間のサミットの最後に国王が閉会の挨拶を行い、世界の経済大国20カ国が最終的な公式声明を採択したことを発表した。
「我が国の国民と世界中の人々に対し、我々はこのサミットの最終公式声明を通して希望と安心のメッセージを送ることができた」と国王は言った。
国王によると、G20加盟諸国はパンデミックに対して共に協力しながら立ち向かい、人々の命と生活を守っていくというコミットメントを維持することとした。
「我々は強靭で持続可能な、互いに受け入れあう、均衡のとれた経済への完全な回復を達成させるための重要な政策を採択した」とサルマン国王は述べた。
「さらにこれらの政策は、世界の貿易体制があらゆる国々にとって有効に働くようにするためのモメンタムを維持することにもつながり、持続可能な成長を達成するための条件を生み出すことになる。」
国王によると、G20加盟諸国は国民の能力を高め、地球を保護し、新たな分野を開拓することを通して、すべての国に好機をもたらすための基礎固めをしていくという。
「我々の個別および共同の行動は、我々が間近に直面している世界的問題を克服する上で極めて重要な意味を持つ」とサルマン国王は言う。
サルマン国王は、サウジアラアビアがサミットを主催したのは今年が初めてであったが、加盟諸国のサポートにより、パンデミックの最中に あってこの「挑戦を受けて立つ」ことができたと語った。
「サウジアラビアは地域的および世界的に独特の立ち位置にあるため…世界規模の協力関係を達成し世界の最も困難な問題に対するソリュー ションを見つけるために、引き続きG20 内で主要な役割を果たしてゆく」と国王は語った。
国王はG20の議長権をイタリアへ引き継ぎ、来年度はイタリアがサミットを主催することになる。