
Rawan Radwan
ジェッダ:サウジアラビアの保健部門は、コロナウイルスの大流行の間にデジタルトランスフォーメーションを加速させ、サウジアラビア国内でのサービスを拡大・改善するための将来のプロジェクトへの道を切り開いた。
サウジアラビアの保健相、Tawfiq Al-Rabiah博士は日曜日、サウジ保健評議会・サウジ医療専門委員会が保健省と共同で開催するHIMSS & Health 2.0 中東デジタルヘルスカンファレンス・アンド・エキシビションの開催中に同省の取り組みを強調した。
「サウジアラビアは医療サービスの発展のために、デジタルヘルスを優先事項としてきた」と同氏は述べた。
「ユーザーが(医療の)予約を行うことができるアプリ『Mawid』など、多くのプロジェクトが開始されている。1,400万人以上のユーザーがアプリに登録し、6,000万回以上の予約がこのアプリを通じて行われている」
保健相は、ここ数か月の間に提供されたサービスが、国民と医療部門の両方を大きく助けていると付け加えた。医師と患者の間のコミュニケーションが増え、薬の処方にかかる時間が短縮された。
保健省のスポークスマンであるモハメド・アル・アブド・アル・アリ博士は日曜日の記者会見で、住民が衛生プロトコルを遵守することでウイルスの拡散を抑制するために大きな役割を果たしていると語った。
日曜日の新規感染者の合計は217人で、サウジアラビアの累積感染者数は357,128人となった。
アル・アリ氏はリヤド、メッカ及びジーザーン地方のいくつかの地域の衛生プロトコル違反が感染者数をわずかに増加させたと述べ、衛生プロトコルを無視する違反者に対して注意を喚起するよう当局に促した。
この1週間で計12,855件の違反が記録されており、最も多いのはメッカの3,290件、次いでカーシムの1,980件、リヤドの1,956件となっている。一方、新たに回復した人は386人で、回復した人の合計は346,409人となった。サウジアラビアの回復率はほぼ97%となっている。
新たに14人が死亡し、死亡した人の合計は5,884人となった。ここ7か月以上で初めて、治療中の患者の数は5,000人の水準を下回った。現在の治療中の患者は4,835人で、そのうち674人が重症患者となっている。治療中の患者の数は、リヤドで418人、メディナで259人、ホフフで254人、メッカで212人となっている。