
ジッダ: サウジアラビアが木曜、子供のオンラインでの安全強化を助けるため、国連の専門電子通信関係機関とサイバーセキュリティ協力協定を締結した。
この戦略的提携協定は、子どもたちに対して安全で有望なサイバースペースを作り出すための世界的なプログラムの開始に合わせ、サウジ国家サイバーセキュリティ庁(NCA)と国連の国際電気通信連合(ITU)との間で締結された。
ハリド・ビン・アブドラ・アルサブティNCA長官とドリーン・ボグダン・マーティンITU電気通信開発局理事が、スイスのジュネーブにある同連合の本部で協定書に署名した。
署名式には、王国の駐ジュネーブ国連常駐代表や、特使のアブドゥル・アジズ・アルワセル博士、NCAの国際協力担当副長官マジッド・ビン・モハメッド・アルマジッドなど、両機関の代表団が出席した。
同プログラムの開始は、2月にリヤドで開かれた世界サイバーセキュリティフォーラムで発表された、子どもたちを守るためのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子による国際的な構想を強化する。
この協定は、インターネットを利用している子どもたちを狙うサイバー脅威がますます増加していることに対し、子どもたちを守るためのベストプラクティスや政策、プログラムを開発することに重点が置かれる。また、少なくとも50の世界的な訓練プログラムを通して、サイバースペースで子供の安全を守るための指針も提供する。この訓練プログラムは、国連の公式言語であるアラビア語、中国語、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語で提供される。
プログラムの実施をフォローアップするため、500以上の公開協議会も開かれる。
世界中の指導者が、指針の実施方法や、この構想の目的達成に貢献するモバイルアプリや娯楽的な教育ゲームの開発方法をアドバイスする。
またプログラムは、関連する政策の評価・開発・改善、意識向上キャンペーンの開始、開発途上国での子どもたちの保護に関する議論の活発化、および国が子どもたちの保護プログラムを準備するのを手伝うタスクフォースの設立などにおいて、各国の支援も行う。
フーリン・ジャオITU事務局長は、サイバースペースで子どもたちを守るための国際的な活動支援における王国の役割を称賛した。
SPA