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サウジアラビアは2030年までにガスフレアをなくすイニシアチブに参加

サウジアラムコは、2019年前半の段階で、同社による全生ガス生産量のうちガスフレアは既に1%以下であると公表した。(AFPファイル)
サウジアラムコは、2019年前半の段階で、同社による全生ガス生産量のうちガスフレアは既に1%以下であると公表した。(AFPファイル)
07 Nov 2019 01:11:19 GMT9

ドバイ、ロイター通信

サウジアラムコは水曜日、2030年までにガスフレアをなくすことを目指す世界銀行のイニシアチブに参加すると発表した。また、2019年前半の段階で、同社による全生ガス生産量のうちガスフレアは既に1%以下であることも公表した。


アラムコは今週IPOを開始し、年末までに国内上場する意図があることを発表した。計画通りそうなれば、上場は世界史上最高額に達する可能性がある。


世界銀行のルーティーンガスフレア撲滅イニシアチブでは、油田・ガス田で無駄に燃やされる天然ガスを減らし、HFC排出量を削減することが目指されている。HFCは強い温室効果を示す産業ガスだ。


「また私たちは先進技術に投資して、さらなる効率化、輸送時の二酸化炭素排出量の削減、二酸化炭素を発生させない水素燃料の開発、二酸化炭素の回収・利用・保管(CCUS)を目指しています」との声明を、アラムコで技術サービス担当副社長を務めるアフマド・アル=サーディ氏が発表した。


「これらは全て、循環型炭素経済を実現し、クリーンで信頼できるエネルギーを低価格で世界に提供し、二酸化炭素排出量を最小化していくために私たちが重ねている広範な努力の一環です」と同氏は述べた。


アラムコは石油埋蔵量が潤沢なため、現在の生産ペースを今後50年間維持できる。そのため同社は、環境保護活動や化石燃料からの脱却の動きが高まるにつれて、他社よりも大きく影響を受ける立場にある。

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