
Rawan Radwan
ジッダ:サウジアラビアにおけるコロナウイルス症例数は、6月中旬ピークの4,919件から96.9パーセント減少し、保健省スポークスパーソンによるとサウジが流行を抑制している明らかなサインである。
過去6カ月で順調な低下を示し、サウジアラビアは日曜にはCOVID-19の新規症例154件を記録した。
集中治療室の患者数も夏にピークに達して以来、83.1パーセント下がり、死者数も84.5パーセント減少した。
最近の週では全体の数は大幅に減少しているが、同省スポークスパーソンのアル=アベド・アル=アリー博士は、過去2週間に数字が変動した地域があり、サウジの地域の半数、とりわけ東部州、カスィーム、ハーイル、ジーザーン、北部国境州、バーハ州で50パーセント上昇していると語った。
「変動している数字は、(蔓延が)コントロール不能を示しているのではない」と同博士は語った。「逆に、大きく減少した地域もあり、ちょっとした増加でも違いがある。」
同博士は、サウジアラビアで配布されるコロナウイルスワクチンは、世界のある地域で検出された突然変異体に効果があるだろうと語った。
サウジは、ワクチンの安全性と有効性を確認するため、24時間体制で変化を監視する上で世界コミュニティに参加している。
「ハイリスクグループの70万人以上がこれまでワクチンに登録した」とアル=アリー博士は語った。
「登録数は増えている。これはコミュニティの認知レベルが高く、人々がコミュニティの安全を確保する上で責任ある役割を果たしていることのプラスの印だ。」
サウジアラビアの全国ワクチンプログラムが本格展開し、ワクチンクリニックはダンマームで開所予定である。
日曜の数字では、2020年3月2日以降、362,220人がウイルスに感染した。
現在の感染者数は2,856名で、内391名は集中治療室にいる。
サウジの各地域は、リヤド42を筆頭に、マッカ33、東部州17、メディナ16、アシル12と50症例を下回る数字を再び記録している。
新規回復者は合計175名が報告され、全体数は353,179名に増加した。サウジの回復率は現在97.5パーセントである。
新たに死者9名が報告され、COVID-19感染による合併症の死者数は6,185名に上昇した。
ウイルス蔓延抑制の取り組みの一環として、1,087万件以上のPCR(ポリミラーゼ連鎖反応)検査がサウジアラビアで実施されている。