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リヤド:死者を出した30日(水)の爆撃を受け、サウジの支援を受ける工学専門家らがアデン空港の被害内容の把握および修理を行うために招集された。
専門家らによるこの取り組みは、サウジ・イエメン開発再建プログラム(SDRPY)の一部として実行されるもの。
イエメンは、数十人の死傷者を出した爆撃についてイランの軍事専門家らが首謀したものとして非難している。新たに発足したイエメン内閣の閣僚らを乗せた飛行機が着陸した直後に、数発の誘導ミサイルが空港に直撃した。
アデンで開かれた内閣初の会議でイエメンのマイーン・アブドルマリク・サイード首相は、初期情報では爆撃の裏にテヘランの存在があることが示されていると語った。
SDRPYはサウジ国営通信(SPA)への声明で、空港が受けた被害を把握するための作業がイエメン政府、地元の行政区域当局、およびアデン空港当局との連携の下行われていると述べた。
「サウジ・イエメン開発再建プログラムの提携エンジニアチームが空港の爆撃現場に、24時間も経たないうちに直ちに集合しました」と声明は述べた。
建設業者、コンサルタント、技術専門家らによるチームが修理作業を監督する。アデンは、イランの支援を受けるフーシ派の支配下にあるサナアに次いで国内第2位の空港である。
「チームは現場から瓦礫を除去するための緊急介入に取り組み、インフラや電気・機械・衛生設備の修理を含む、影響を受けた箇所のすべての修理を行いました」と声明は述べた。
チームは空港が安全に再開するために何が必要かを把握するため、現場全体を調査した。
SDRPYの総監督は今週初め、リヤドの本部で行われた式典で5440万サウジリエル(1450万ドル)となるアデン国際空港修復プロジェクト第2段階に着工するための契約に署名した。式典にはイエメンの大臣、数カ国を代表する外交官、その他役人が出席した。
プロジェクトの第1段階では緊急車両の手配等、国際空港の安全要件を満たすことに取り組んだ。 第2段階では空港の処理能力およびサービス品質の向上を助けるため、国際民間航空機関の規制への準拠に注力する。
SDRPYはこれまで教育、医療、水道、エネルギー、交通、農業、漁業等にわたる193のプロジェクトに関わってきた。
「このプログラムはイエメンのサステイナブル開発の分野における開発、再建、知的リーダーシップのベストプラクティスを採用し、サウジアラビアとイエメンの間の歴史・文化および経済関係を強化するものです」と声明は述べた。