
ヘブシ・アル・シャマリ
リヤド: EU は水曜日、第41回湾岸協力会議(GCC)サミットの結果が地域の安定を促進させていくだろうと述べ、これを歓迎した。
EUのジョセップ・ボレル外務・安全保障政策上級代表は、GCC諸国は加盟国同士の全面的な国交正常化について合意に達したと述べた。
同氏は、「月曜日にサウジアラビアとカタールの陸海空の国境再開が発表されました」と述べ、両国が地域の安定化を強力に推し進め、GCC諸国の団結と全面協力を回復させるだろうと強調した。
また、GCC危機におけるクウェートと米国の仲介的役割を称賛し、EUはGCCの地域内の結束をさらに支援し、加盟諸国との長期的な関係を強化する用意があると述べた。
クウェートの開発研究センターのナセル・アラブドリ所長は、「特にこれまで意見の相違が湾岸諸国の連携を損なってきただけに」、今回初めて、これほど世界的に歓迎される合意に達する首脳会議となったとアラブニュースに語った。
クウェートのモバシェル・ニュースネットワークのナイエフ・アルモタウタ主筆は、湾岸諸国の国交回復はすべての加盟国にとって良いことだとアラブニュースに語った。
「湾岸地域が対立を完全に克服し、湾岸地域の全ての国民の相互の関心と利益のみに焦点を当てていくことを望みます」と彼は述べた。
彼は、クウェートの故サバハ・アル・アハマド・アル・サバハ首長の和解への努力が実ったとし、故首長はこれについて亡くなるまで多大な努力を払い続けたと述べた。
「ナワフ・アル・アハメド現クウェート首長も同じ足跡を歩んだことで、和解への努力が実ったのです。いくつかの問題は整理して決着がついた一方で、未解決の問題もあります。しかし、各国の外相らが合意に持っていくでしょう」と彼は述べた。
また彼は、サウジを中心的な先進国にしつつあるサルマン国王とモハンマド・ビン・サルマン王大使の重要な役割についても強調した。
一方で、バーレーンのジャーナリストであるナジャト・アリ・ショウェイテル氏は、サウジとカタールの国交正常化への喜びを表明した。「長い時間を経た後、国交が再開され、すべての湾岸諸国の関係性が強化されます。これは湾岸諸国の未来への新たなスタートです。中断されていた以前のプロジェクトを再開する良い機会となります」と彼女はアラブニュースに語った。
サウジの執筆家であり評論家でもあるムバラク・アル・アティ氏は、カタールとの国境再開はサウジの勇気ある決断であり、率先して湾岸諸国をまとめ上げ、二国間関係を損なう意見の相違を終結させようとの熱意の表れであると述べた。
彼は次のように付け加えた。「サルマン国王は、アラブ社会を取り巻くリスクや脅威に立ち向かうために、湾岸諸国が団結することを強く望んでいます。
サウジとカタールの国交回復は、敵につけ込む隙を与える意見の相違に終止符を打つとともに、湾岸諸国やその国民たちにとっても有害な意見の不一致を終わらせることになります。社会生活や経済が正常に戻り、発展が進むことでしょう」