
ラワン・ラドワン
ジッダ:3月31日以降にサウジアラビアを出国するサウジアラビア人は、コロナウイルスのワクチン接種は不要、と月曜日にサウジアラビア保健省が発表した。
「渡航するのにワクチンを接種しなければならない状況ではありません。現在、渡航時のワクチン接種についての議論が行われています。サウジアラビアにとっては重要な事です。他の国では渡航時のワクチン接種が義務になる可能性もありますが、現状サウジアラビアでは義務化されない予定です。」と医師のムハンマド・アブ・アリー氏は語った。
ヘルスパスポートはサウジデータ人工知能局とその他の国の協賛で開発された、健康省の「Tawakkalna」アプリによって発行されるユニークなサービスだ。パスポート発行には、ワクチン接種を受けた人がその証明書を提出する事が条件となる。
土曜日、サウジアラビアでは新たに110名のコロナウイルス感染者が確認され、これまでの感染者は合計で363,692名となった。
リヤドでは過去最高の40件の新規感染が確認され、メッカでは31件が確認された。東部州とメディナではそれぞれ12件が確認された。北部州のハーイルとジャウフ州では新規感染は確認されなかった。
現在の感染者は2,024名おり、そのうちの308名が重症化している。
新たに174名の回復者が確認され、回復者数の合計は355,382名となった。サウジアラビアの回復者数の比率はこれまでと同じ97.7%のままである。
サウジアラビアではここ数週間、コロナウイルスが原因の死亡が4件確認されたのみで、合計の死亡者数は6,286名と死亡者数の比率は最低水準を記録している。
コロナウイルス感染症が蔓延し始めてから、1億1300万件以上のPCR検査がサウジアラビアでは行われてきた。過去24時間では37,043件が行われた。