
ラワン・ラドワン
ジッダ: サウジアラビアにおける一日あたりの新型コロナウィルス症例数の上昇は懸念される状態にあり、懇親会の件数が増える中、衛生対策の実施の失敗が批判されている。
サウジアラビア王国の一日あたりの新型コロナウィルス症例数の合計はここ数週間で200件以上を記録しており、リヤドは特に症例数が多い地域である。
土曜日、合計270件の新症例が保健省から報告され、去年3月のパンデミック開始以来の全体的な件数を367813件に押し上げた。
何ヶ月にも渡り、一日あたりの回復者数が新たな症例数を上回っており、アクティブな症例の件数は大幅に下がっていた。しかしサウジアラビア王国各地域の当局が懇親会や衛生安全対策の無視に対して警告を発していた一方、過去数週間で多くの違反があり、アクティブな症例数は1900〜2200件の間を変動している。
現在2142件のアクティブな症例があり、そのうち352件は集中治療中である。
全地域中、リヤドでは105件の新たな症例が記録されており、東部州66件、マッカ40件、メディナ16件となっている。その他の地域ではそれぞれ10件を下回っており、ジーザーンで土曜日に1件の報告があったのみとなっている。
約300名の新たな回復者が土曜日に報告され、合計数を359299名に押し上げた。回復率は97.6%で安定している。
保健省の新型コロナウィルス計器盤によると、回復者数では全国でリヤドがリードしており、60000件以上となっている。次いでマッカが34259件、ジッダが僅差の3位で33968件、そしてメディナが22530件となっている。
その他の都市で報告されている回復者数は20000名を下回っている。土曜、4名の新型コロナウィルス関連の死亡者が確認され、同王国の死亡者数を6372件へ押し上げた。
約1220万件のPCR検査がパンデミックの過程で実施され、過去24時間で36000件以上が完了した。
サウジアラビア王国では5月17日までフライトのロックダウンが継続されるが、指定カテゴリーの市民に対しては海外渡航の例外が設けられる。
パスポート総局はツイッターで、市民に提供されるのは申請のあった目的地への一件のみの許可であると述べ、目的地の変更は禁止されており、市民は旅行許可の発行から30日以内に渡航しなければならない、と付け加えた。
一方、保健省は住民に対し、勧告に従うとともに当局の発表に注意するよう警告を続けている。同省はサウジアラビア王国の新型コロナウィルスの症例数に関してソーシャルメディアに出回っている噂や主張の事実確認を行っている。
「私たちは受益者の意識を信頼しています。また、公式の情報源からの情報や全ての発表を受け取りたいと考えています」と同省は述べた。
「ツイッター上に保健省の公式アカウントがあります。そこで信頼のおける確認済の情報が全ての人々に提供されています。匿名の情報源に頼らず、このアカウントを参照しなおしてください」