
アラブニュース
ドバイ:サウジ主導のアラブ連合は水曜日、フーシ派による攻撃によって生じたアブハ空港における民間機の火災を鎮火したと語った。
連合は、アブハ空港を標的とし、民間人旅行者に脅威を与えたことは戦争犯罪であると述べた。
「我々は、フーシ派の脅威から民間人を保護するために必要な措置を取っています」と、連合のスポークスマンTurki Al-Malki氏は述べた。
サウジアラビア国営テレビは水曜日の初め、サウジアラビア南部に向けて親イラン組織によって発射された武装ドローン2機を連合が迎撃・破壊したと報じた。
Al-Malki氏は声明で、攻撃は民間人と民間のインフラを標的にしていたと述べた。
政治アナリストのHamdan Al-Shehri氏は、アラブニュースに「フーシ派からのテロ攻撃は今に始まったことではではありません。フーシ派が平和を望んでいないことはわかっていますので」と述べた。
同氏は、マーティン・グリフィス国連特使がイエメンにおける危機の政治的解決を期待してテヘランを訪問したその数日後に攻撃があったと指摘した。
同政治アナリストは、イランと交渉してもいかなる解決策にも到達できないと考えており、それどころか、テヘランは危機への解決策を模索していないことから、イランが今回の攻撃の推進力となっていると見ている。
連合は今週の3日目、イエメンと国境を接するサウジアラビアの南部地域に向けて発射されたフーシ派のドローンを迎撃したと発表した。
「(フーシ派との)交渉には意味がなく、我々はバイデン政権に、フーシ派をテロ組織としてリストに載せ続けることを求めています」と述べ、フーシ派をリストから外したことは「壊滅的」であったと主張した。
攻撃はジョー・バイデン大統領がフーシ派のテロ組織としての扱いを解除した数日後に起こった。ドナルド・トランプ前大統領は任期終了直前にフーシ派をテロ組織に指定していた。
またこれは、フーシ派は民間人を標的とした攻撃を止めなければならない、という米国国務省からの警告にも続いた。
「過去3週間の間にフーシ派からのサウジアラビアやイエメンへの弾道ミサイルやドローンを使った多くの攻撃を見てきたので、もしバイデン政権がこのようなことが起きた後にフーシ派をテロリストから除外したとしたら、それは非常におかしなことです」と彼は説明した。
Shehri氏は、民間の空港への攻撃は民兵のテロ活動の一例であると述べた。
フーシ派が首都サナアにおいて国際的に認められたイエメン政府を政権から追放した後、サウジ主導の軍事同盟は2015年にイエメンに軍事介入した。
フーシ派はイエメン北部を掌握しており、そこからサウジの都市に向けてミサイルやドローンを頻繁に発射している。