



アラブニュース
リヤド:サウジアラビア当局は火曜日、サウジアラビアの石油施設に対するテロ攻撃は世界経済に対する攻撃だと指摘した。
サルマン国王が議長を務めて毎週開く閣僚会議で、大臣らはエネルギー供給の安定性、石油輸出の安全、海上交通および世界貿易の安全を保障するためにテロ攻撃を阻止する取り組みに加え、サウジアラビアの施設を保護し、世界的なエネルギー安全保障を保護するためにサウジアラビアが取っている措置を精査した。
閣僚らは、最近起きたラスタヌラの港とダーランの住宅地を標的とした2つの攻撃は国際法と規範に甚だしく違反していると避難した。
サウジアラビア当局は国際社会と国際組織に対し、「民間施設や極めて重要な施設に対して行われたこれらの攻撃に対抗するよう」あらためて求めた。
マジド・アル・カサビ情報相代理は、「閣僚らは国連安全保障理事会に対するサウジアラビア国連常駐代表のメッセージを強調した。常駐代表のメッセージは、イランの支援を受けるフーシ派がサウジアラビア国内の民間人や民間施設に向けて行っている軍事的敵対行為に立ち向かい、イエメンにおける政治的解決を達成するための国連の取り組みと国際的な決定の信頼性を損なうこれらの脅迫を行う者に責任を負わせる役割を担うよう国際社会に呼びかけるものだ」と述べた。
大臣らはまた、先週カイロで開催されたアラブ4か国大臣委員会の会合についても精査し、その中でイランとの危機の動向に加え、アラブ諸国の内政に対するイラン政府による干渉に対処する方法について議論した。
閣僚らはイランの政権の地域に対する継続的な干渉と、アラブ諸国に対するイラン当局者による挑発的な発言を非難した。閣僚らは国際社会に対し、イランの政権が国際的な平和と安全に脅威を与えていることについて、その責任を直視し、行動を起こすよう求めた。
大臣らは先週カイロで開催された第155回アラブ連盟外相会合の結果を精査した。この会合ではパレスチナ問題がアラブの優先事項の中心であり続けることがあらためて表明された。
大臣らは、サウジアラビアがアラブ国家の結束・主権・完全性に関心と懸念を持っていることを断言し、地域の安定性を脅かすいかなる違反も拒絶し、危機に対する政治的解決策の追求を支持し、アラブの協調行動を促進することの重要性を強調した。
閣僚らは、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子がアブドラ2世ヨルダン国王、バーレーンのサルマン・ビン・ハマド皇太子、マレーシアのムヒディン・ヤシン首相、スーダンのアブドラ・ハムドク首相と会談したことについて説明を受けた。
大臣らは、サウジアラビアの皇太子がアラブ連盟から「アラブ開発行動シールド2021」を授与されたことに感謝の意を表した。サウジアラビアとより広いアラブ世界における発展への包括的なアプローチを推進し、地域の安全、安定、成長、繁栄に奉仕するためにあらゆる分野でアラブの協調行動を支援・促進する皇太子の取り組みが評価された。
大臣らはまた、現在450か所以上の予防接種センターに拡大して行われている全国予防接種キャンペーンからの統計やデータを含むコロナウイルスのパンデミックの最新動向を精査した。