
エフレム・コサイフィ
ニューヨーク: 国連事務総長アントニオ・グテーレスは3月23日、イエメンの戦争を終わらせて同国での政治プロセスを再開することを目的とした、サウジ主導の新しい和平の働きを歓迎した。
彼の副報道官であるファルハン・ハクを通して出された声明でグテーレスは、国連の和平努力を後押ししてくれるサウジ王国に感謝の意を表した。
「事務総長は紛争当事者たちを近づけ、彼の特使であるマーティン・グリフィスの調停努力と一致するような解決に導くことを目的としてなされた、すべての行程を歓迎する。その調停努力とは国全体での停戦を確保することであり、サヌア国際空港の再稼働であり、燃料、その他の製品のフダイダ港経由でのイエメンへの定期的な搬入を確保することであり、紛争を終わらせるための包括的な交渉による、和解に向けた開放的な政治プロセスへの移行であった」とハク氏は述べた。
「イエメンの紛争が7年目に突入するにつれてイエメン国民は人道主義的に酷い状況に直面し続けている。そこには無視できない資金不足が課題として残る一方で、巨大な規模の飢餓が起こるという展望が含まれている。
「イエメン国民の必要物資が他の検討事項のどれよりも優先されなければならない、と強調しながら事務総長は、燃料船が早急にフダイダ港に入港できることを求め、国内に分配されるのを妨げる障壁を取り去ることを求めている。」
国連長官はすべての当事者にこの機会を捉えて和平を模索し、グリフィスとともに「誠意を持って、前提条件なしに」物事を進めるように促した。彼が繰り返して語ったのは「すべての紛争当事者と利害を持つ者たちが即時合意を容易にするために最大限のことをすべきであり、そのことがイエメンを平和への道程に再び乗せることになる」だということである。
サウジの最新の和平努力は王国の外務大臣ファイサル・ビン・ファルハン王子によって3月22日に発表された。この発表で王子は国連指揮の国全体における停戦、サヌア国際空港における文民移動の再開、紛争を政治的に解決するための交渉の再開を求めた。