
アラブニュース
リヤド:サウジアラビア外務省は火曜午前、イスラエル軍によるアル・アクサへの攻撃を非難するとの声明を発表した。
今回の攻撃は、イスラム教で最も神聖とされる場所のひとつで発生したことから、イスラム世界に懸念を引き起こしている。
サウジ外相は声明で、イスラエル占領軍によるアル・アクサモスクへの攻撃は、礼拝者の安全や安心を脅かすものであるとして強く非難している。
サウジアラビアは国際社会に対し、行為を激化させるイスラエルの責任を追及し、国際協定や条約に反する事態深刻化を直ちに止める呼び掛けを求めたとしている。
ガザ地区では、エルサレムにロケット弾を発射した民兵組織をイスラエルが攻撃し、子供9人を含む20人が死亡したとパレスチナ当局が報告した。
アル・アクサモスク内で、警察が催涙弾とスタン擲弾を発射し、目撃談では直接顔を狙ったとされるプラスチック弾の直撃により、少なくとも3人のパレスチナ人が片目を失った。
エルサレムのモスクやシェイクジャラ―地区における最近の暴力的な対立を受け、ガザ地区のイスラエルとの国境では緊張が高まり続けていた。
壁で囲まれた敷地内で警察と抵抗者らが対峙する中、モスク内に10発以上の催涙弾やスタン擲弾が炸裂した。現場のモスクや金色のドームの聖堂の正面で煙が上がり、付近の広場に石が散らばった。敷地内のある場所では、装飾絨毯の至る所に靴や瓦礫が散乱していた。
このモスクはイスラム教では3番目、ユダヤ教では1番目に聖なる場所とされる丘の上の建物群の中にある。
イスラム教徒からは「聖地」、ユダヤ教徒からは「神殿の丘」として知られるこの場所は緊迫しており、過去にも繰り返し暴力が発生している。
APからの情報提供を含む