
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアのパスポート管理当局は日曜日、渡航禁止措置が月曜日に終了するのに伴い、同国は陸の国境、海、空の各港で国際便をフル稼働させる準備が整ったと発表した。
内務省は、午前1時をもって市民の旅行を許可し、すべての港を再開すると発表した。
パスポート総局によると、サウジアラビア国外への渡航を希望する者は、どのカテゴリーに該当するかに応じて内務省が発行する指示に従う必要があるという。
各カテゴリーは、新型コロナウイルス感染症ワクチンを2回接種した人、渡航の少なくとも2週間前までに1回接種した人、渡航日から6か月以内にウイルスから回復した人、渡航前に国外での新型コロナウイルス感染症のリスクをカバーするサウジアラビア中央銀行(SAMA)が承認した旅行保険を提示した18歳未満の市民である。
サウジアラビア航空は、95の空港から国内28か所、国外43か所の計71か所の目的地へ向けたフライトを運航する準備が完了したと発表した。
同航空会社によると、パンデミックが始まって以来、10万回以上のフライトを運航し、1,000万人以上の乗客を運んできたという。
航空機は定期的にUVC殺菌システムで殺菌されており、また全ての乗務員はワクチン接種を受けている。
民間航空総局は、月曜日にはサウジアラビアの空港全体でおよそ385便の運航が予定されていると伝えた。
一方、内務省によると、多くの国への渡航は、直接または他国を経由してを問わず、事前の許可なしには依然として禁止されているという。
1月に同省は、リビア、シリア、レバノン、イエメン、イラン、トルコ、アルメニア、ソマリア、コンゴ民主共和国、アフガニスタン、ベネズエラ、ベラルーシ、インドへの渡航を禁止したが、これらの国では、まだ感染拡大が抑えられていないか、変異株が蔓延している。