• サウジアラビア政府観光局による2021年夏の観光プログラムは、11の観光地で500の様々な体験を提供し、9月末まで実施される

アラブニュース

ジェッダ： サウジアラビアは、この夏の観光プログラム「Summer Vibes」で11の観光地で500の様々な体験を提供し、すべての人への楽しく豊かな旅行体験を約束している。

サウジアラビア政府観光局は2021年夏の観光プログラムを立ち上げた。6月24日から9月末まで実施される同プログラムでは、250の民間企業と提携しサウジ観光庁のウェブサイトを通じて様々な観光体験を提供する。

「Summer Vibes」プログラムは国内、国外からの観光客を対象にしており、目的地には人気の高い観光地の名前が並ぶ―ジェッダの海辺やヤンブー、ウムルジ、キング・アブドラ・エコノミック・シティ、また、ターイフやバーハ、アスィールなどの涼しい山間の地域などだ。その他、タブーク、アル・ウラー、アル・アーサや活気に満ちた王国の首都、リヤドの歴史名所や遺跡のツアーも楽しめる。

2人の子供の母親である33歳のダニア・アル・アリ氏は、新型コロナウイルス感染流行による不確定要素のため、この夏は海外への家族旅行は見送ることに決めた。

プログラム開始のニュースは心躍るものだった。長い夏休みの間、幼い子供たちのために何かアクティビティをする必要があるからだ。

「毎年、夏は旅行をすると決まっていたが、去年の夏からは状況が変わった。今年もリスクを冒したくはない」と、アル・アリ氏はアラブニュースに語った。「近場で何か新しい体験ができる方がいいし、サウジアラビアには観光するところがたくさんある。今年も、これまでと同じように良い夏休みになりそうだ」

「今年のサウジアラビアの夏のプログラムは、我が国の観光部門の意欲を明らかにしている。現在、世界的に観光業は困難に直面しているが、それでも目標を高く掲げ、達成に向けて少しずつでも進んでいきたい」と、観光大臣及びサウジアラビア政府観光当局理事長のアフマド・アル・ハティーブ氏は語った。

「サウジアラビアのビジョン2030年にはアラブ諸国で最も人気のある観光地としての地位を確立することが含まれるが、それを踏まえて、サウジ観光庁の夏のプログラムの実施も観光部門の努力強化への大きな貢献となる。国内観光地の開発を進め、投資の機会を提供し、地域コミュニティーに永続的あるいは観光シーズン限定的な雇用を生み出し、国全体の経済、社会的発達につながるだろう」と、アル・ハティーブ氏は言う。

サウジアラビア政府観光局の最高経営責任者であるファハッド・ ハミダッディン氏は、「改めて、観光客の皆さんにはサウジアラビアの様々な夏の観光地を訪れていただけるよう呼びかけたい。水の澄んだ海や、切り立った山脈、活気のある街まで、いろいろだ。サウジアラビア政府観光局のプログラムは公共、民間部門両方のパートナーによって支えられており、その努力はプログラムの創造、実施、成功の鍵となるだろう」 

プログラムについての詳細な情報は、サウジ観光庁のウェブサイトやアプリ（「Visit Saudi」をアプリストアで検索）で多言語で提供されている。また、観光ケアセンター（930）では専門チームが24時間いつでも問い合わせを受け付けている。