
アラブニュース
ジェッダ:新型コロナウイルスの変異株の一部は、10代の若者にとってより危険になっている、とサウジアラビア保健省が発表した。同省は彼らにワクチン接種を勧めた。
ワクチンがこの年齢層に対して安全かつ有効であることは証明されている、と同省は指摘した。
サウジアラビアでは1日にコロナ関連の死者が13人報告され、死者数が7832人になったことを受け、今回の勧告は行われた。
新規感染者は1534人で、累計感染者は48万9126人。1万2174人が進行中だ。重篤患者は1389人。
新規感染者の場所と人数は、メッカで377人、東部州で337人、リヤドで310人、マディーナで74人。
同省によると、1487人の患者が新型コロナウイルス感染症から回復した。累計回復者は46万9120人に増加した。
サウジアラビアでこれまでに行われたPCR検査の数は2200万件以上。過去24時間で行われたのは10万6572件。
全国に設置された検査拠点と治療センターは、新型コロナウイルスのパンデミックの発生以来、数十万人の人々に対応してきた。
ターカド・センターでは、無症状や軽症の人、感染者と接触したと思われる人を対象に新型コロナウイルスの検査を行っている。
テタンマン・クリニックでは、発熱、味覚・嗅覚の喪失、呼吸困難など、コロナの症状がある人に対して、治療や助言を行っている。
どちらのサービスも、同省のアプリ「Sehhaty」で予約することができる。
サウジアラビアでは、これまでに1795万5015人がワクチン接種を受けた。そのうち高齢者は135万2555人。
警察は1日、隔離措置に違反したとして、メッカ地方で91人の身柄を拘束した。
サウジアラビアは、ウイルスの拡散を防ぐために施行された規制を無視した人々に厳しい罰則を科している。逮捕された人々には法的措置が取られ、彼らは公訴局に回される。
規則を破った人には、最高20万サウジアラビア・リヤル(5万3330ドル)の罰金、もしくは2年以下の懲役が科せられる。両方の罰則が科せられる場合もある。
二度違反した者は罰則が2倍になる。サウジアラビア国民でない者が二度違反した場合、国外退去処分と恒久的入国禁止処分を受けることになる。
一方、ハッジ・ウムラ省は、今年の巡礼に参加する資格のある人を選別し、健康基準、健康状態、健康管理の全ての条件を全て満たした人にメールを送信していることが確認された。
ハッジ・ウムラ省のヘシャム・アブドゥルモネム・サイード副大臣補佐は、サウジ通信社に対し、今年の巡礼の登録者は55万8千人だと話した。登録者の51%は男性だった。
申請の処理はハッジ・ウムラ・データセンターを通じて10営業日以内に行われた。
サイード氏によると、同省は数年かけてハッジ、ウムラの登録手続きのデジタル化に取り組んできたという。そして同省は、保健省が承認したいくつかの基準に基づいて巡礼者に参加資格を与えているという。
同氏は巡礼者に、自分と他者の安全を守るため、全ての健康要件と予防措置を遵守するよう求めた。