
アラブニュース
ジェッダ:予防衛生担当副大臣補佐によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、サウジアラビアのワクチン未接種者の間で急速に広がっている。
アブドゥラ・ムファリフ・アッシリ博士は6日、「変異株が存在するため、感染後の自然免疫では不十分だ」と述べた。
「この感染症は、(望んで)ワクチン接種を受けていない人から、医療上の理由でワクチンを受けられなかった人へとうつる。人々の間での伝染が続くと、ウイルスが、従来のものよりも猛威を振るうかもしれない新しい変異種や変異株に変異する可能性が高まる。よって、パンデミックは長期化する」
一方、サウジアラビアは6日、新型コロナで14人が死亡したと発表した。サウジの死者数は8311人になった。新規感染者は954人で、サウジの感染者数は53万1935人になった。サウジには進行中の患者が1万237人いて、1404人の患者が重症だ。
新規感染者のうち280人がリヤドで記録され、その後にメッカ(244人)、東部州(170人)、アシール(150人)、ジャザン(107人)、メディナ(59人)、ハーイル(47人)、ナジュラン(41人)、北部国境地域(25人)、タブーク(23人)、バーハ(21人)、ジャウフ(6人)が続く。
1014人の患者が新型コロナ感染症から回復した後、サウジの回復者数は51万3387人に増えた。
サウジの新型コロナウイルワクチンの投与回数は3000万回台に近づいている。人口の約56.6%が1回目の接種を受け、27.6%が2回目の接種を終えている。
このペースでいけば、9月27日までに人口の70%が2回目の接種を完了する見込みだ。
サウジはポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査を2566万83件実施した。そのうち11万996件は過去24時間に行われた。
昨年パンデミックが始まって以来、全国に設置された検査センターや治療センターは、数十万人の人々に対応してきた。
その中でも、ターカド(確認)センターは、無症状や軽症の人、感染者と接触したと思われる人を対象に新型コロナウイルスの検査を行っている。テタンマン(安心)クリニックは、発熱、味覚・嗅覚の喪失、呼吸困難など、コロナの症状がある人に対して、治療や助言を行っている。
どちらのサービスも、保険省のアプリ「Sehhaty」で予約することができる。