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サウジアラビアの原油の生産量とアメリカの市場への原油供給量の減少を受け、原油価格が約10ヶ月ぶりに最高値を更新

サウジアラビアのリヤドから160km離れたクアハリの油田近くの砂漠では、ガス炎が立ち上っていた。2008年6月23日(ロイター通信)
サウジアラビアのリヤドから160km離れたクアハリの油田近くの砂漠では、ガス炎が立ち上っていた。2008年6月23日(ロイター通信)
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07 Jan 2021 12:01:04 GMT9
07 Jan 2021 12:01:04 GMT9
  • 世界最大の原油輸出国サウジアラビアが、2月3月の1日あたりの原油生産を1百万バレル削減する事を明らかにした。
  • 原油の供給が増加した一方、アメリカ原油株は大きく下落した。2020年はコロナウイルスの影響により、原油全体の需要が大きく減少したという結果で終わりを迎えた。

ニューヨーク:サウジアラビアの原油生産を削減するという表明により、先週のアメリカ原油の供給量が減少した事を受けて、水曜日には原油価格が高騰し、昨年の2月以降最も高値となった。

アメリカ東部標準時間の午後2時20分(グリニッジ標準時間の午後7時20分)にはブレント原油は79セント、1.5%上昇し1バレルあたり54.39ドルとなった。これにより2020年2月26日以降で最高値となった。

アメリカ・ウエスト・テキサス・インタミディエート(WTI)原油先物は75セント、1.5%上昇し1バレルあたり50.66ドルとなった。昨年の2月に1バレルあたり50.94ドルを記録して以来、最高値となった。

原油の供給が増加する一方でアメリカ原油株は大きく下落し、アメリカエネルギー情報局は水曜日に「2020年はコロナウイルスの影響により、原油全体の需要が大きく減少したという結果で終わりを迎えた。」と報じた。

先週の原油の供給は1月1日の485.5百万バレルから8百万バレル減少しており、ロイター通信の2.1百万バレル減少するという予想を大きく上回る結果となった。原油株は通常であれば、原油会社が多額の税金がかかる事を避ける為に、原油在庫を市場へ放出する年の終わりに下落する事が多い。

ヒューストンのリポー原油協力機構の理事長、アンドリュー・リポー氏は「2週目に市場に大量の原油が出回った事と、今や80%を超える製油所の利用率の増加が原因で我々の市場への原油の供給量が大きく減少しました。」と語った。

ニューヨークのみずほ、再生可能燃料部門長のボブ・ヨーガー氏は「製油所の燃料消費に依存する事は、長くは続けられないだろう。」と語った。

「これまでの社会では、製品の大量製造の為に多くの石油燃料を使用してきました。しかし今後製品への需要は大きく減少する事でしょう。社会からの製品への需要減少を考えると、現在のような原油の高値が続くとは考えづらいです。」

Capital Economics社の商品経済学者、キャロライン・ベイン氏も燃料の消費は今後減少していくであろうという見解を示している。「社会からの製品に対する需要は明らかに減少傾向にあります。アメリカ全土でのコロナウイルス蔓延による影響が原因と考えて間違えないでしょう。」

ロシアを含む、石油輸出国機構のメンバーの国々との会合を踏まえ、世界最大のオイル輸出国サウジアラビアは、2月3月の1日あたりのオイル生産を1百万バレル削減する事を明らかにした。

コロナウイルスが急速に蔓延をしている状況を鑑みて、オイル生産国は市場への原油供給過多にならないよう慎重な考えを示している。ロシアとカザフスタンが2月と3月の1日あたりの原油生産量を75,000バレルまで増加させる考えの一方で、石油輸出国機構に属するその他の国ほとんどが2月と3月の原油生産量をこれまでと変更しない考えだ。

ゴールドマンサックスの経済分析チームは2021年の終わりにはブレント原油株が1バレルあたり65ドルになる、という予想は崩さない考えだ。しかし「石油輸出国機構の国々は強気な考えのようだが、今回のサウジアラビアの決定は今後世界でのロックダウンの動き加速し、原油需要が減少する事を象徴する出来事になると予想している。」との事だ。

リビアと周辺諸国の原油生産量が増加してきているという事を皮切りに、石油輸出国機構の国々の原油生産量は昨年12月には1日あたり25.59百万バレルまで過去6ヶ月間増加を続けてきた、というロイター通信の調査結果が明らかになっている。

ロイター通信

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