サウジアラビアと日本は、11月22日にバドル・ビン・アブドゥラー・ビン・ファルハーン・アルサウード文化大臣と阿部俊子文部科学大臣との間で覚書を締結し、文化協力へのコミットメントを固めた。
バドル王子は、金曜日に東京で開催された「Marvels of Saudi Orchestra」ショーに出席するため日本を公式訪問し、その一環として安倍首相と会談した。
バドル王子の日本公式訪問中に調印されたこの協定は、二国間関係の深化と文化交流の促進における重要なマイルストーンとなる。MoUは、多様な文化分野における知識の共有と協力に焦点を当て、協力のための包括的な枠組みを確立するものである。
注目すべき分野としては、アニメ産業、文化遺産の保存と保全のための共同プロジェクト、両国の文化に対する相互理解と理解を促進する取り組みなどが挙げられる。
相互理解と相互鑑賞を促進するため、両国は文化交流の促進に尽力している。これには、様々な文化分野の専門家の交流や、両国の知識人、文化専門家、芸術家のためのプログラム、ワークショップ、セミナーの開催などが含まれる。
サウジアラビアの文化大臣は、このパートナーシップの重要性を強調し、次のように述べた: 「この協力関係は、文化理解の保存、称賛、促進というサウジアラビアと日本の共通のビジョンを強調するものである。遺産の保存や芸術の革新といった分野で力を合わせることで、私たちは互いの歴史に敬意を表するだけでなく、創造性と文化交流を受け入れるよう未来の世代を鼓舞することができる」と述べた。
会談の中で、サウジアラビアの大臣は、王国が2025年に大阪で開催される万博に参加する予定であることを指摘し、両国の強い関係を強調するとともに、日本が万博を成功させることを祈念した。
両大臣はまた、「王国と日本の文化関係を強化する」ことの重要性と、「サウジアラビア文学・出版・翻訳委員会と日本側との既存の協力関係を強化し、サウジアラビアの学生に漫画制作の技術を訓練する」ことの重要性についても言及したと、SPAは報じている。
このMoUは、サウジ・ビジョン2030の目標のひとつである国際文化交流の強化に向けた文化省の取り組みの一環である。