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ジェッダのコメディクラブが営業再開

2012年に設立され、当初は「ジェッダ・コメディ・クラブ」と呼ばれていた。アル・シャラルテーマパーク内にあって、演劇、スタンドアップコメディ、即興劇、ミュージカルナイトなどを開催している。(Supplied)
2012年に設立され、当初は「ジェッダ・コメディ・クラブ」と呼ばれていた。アル・シャラルテーマパーク内にあって、演劇、スタンドアップコメディ、即興劇、ミュージカルナイトなどを開催している。(Supplied)
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25 Sep 2021 10:09:44 GMT9
25 Sep 2021 10:09:44 GMT9
  • 政府によるコロナウイルス感染症対策の規制により、約500日間にわたり無観客状態になっていた。

ラハフ・ジャンビ

ジェッダ:新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響で長らく営業を中止していた、ジェッダのコメディクラブが営業を再開し、コメディを楽しみにしていたファンが押し寄せている。

パンデミックと政府によるコロナウイルス感染症対策の規制により、人々を危険にさらす可能性のあるライブショーや大規模な集会は全て禁止されたいたため、約500日もの間、クラブは無観客状態になっていた。しかし、規制緩和に加え、人々の間で規則についての理解が進んだこともあり、新規感染者数は減少傾向にあり、クラブは本格的に営業を再開した。

コメディクラブのコメディアン兼コンテンツマネージャーであるマジェド・アル・アムディ氏は、アラブニュースに対して「総合娯楽庁(GEA)から、コメディショーを復活するよう連絡があり、私たちはジェッダのサマーシーズンフェスティバルの公演にも参加することになっている」と述べた。「現在は、火曜、木曜、金曜、土曜の週4日間、ライブショーを行っている」

アル・アムディ氏の説明によると、公演は主に劇場形式で行っていたため、パンデミックによる公演運営への影響が大きく、すべての公演は無期限中止となっていた。しかし、デジタル化が進んだ昨今、コメディクラブはYouTubeチャンネルでコンテンツを提供することができた、と語る。

「コメディクラブのYouTubeチャンネルには、有名人やインフルエンサーをホストとして迎える「Althalothiyat」のような番組がたくさんあるが、今は劇場に戻れてライブ公演を行っている」

「9月25日のサマーシーズン終了後に向けて、クラブでは今後のイベントを計画している」と語る。「レギュラーの公演プログラムに戻る。また、政府や民間のさまざまな部門との間で大型プロジェクトの企画を進行しているが、詳細はまだ明かせない」

民間企業で働く40歳のモハメド・サレー氏は、次のように語る。「劇場に戻れるのは気持ちがいい。コメディアンたちは素晴らしく、毎月、公演を見に行けることを楽しみにしている」

「YouTubeで番組を見てもある程度の安心感しかないが、劇場のライブの雰囲気は別格だ。コメディショーに求められるのは、腹を抱えて笑って、涙を流すことなのだ」と付け加えた。

より大規模で、よりよい公演を目指すアル・アムディ氏は、2019年のジェッダとシャルキヤのシーズン中も主要スポンサーであったGEAがこのクラブのスポンサーになり、この3年間はトルキ・アル・シャイフ知事からも特別な注目を浴びていたことを強調した。 2012年に設立され、当初は「ジェッダ・コメディ・クラブ」と呼ばれていた。アル・シャラルテーマパーク内にあって、演劇、スタンダップコメディ、即興劇、ミュージカルナイトなどを開催している。アル・アムディ氏は「私たちは、演劇やスケッチも行いますし、脚本を書いたり、編集、パフォーマンス、なんでもやる」と語った。

また、今後のクラブ拡大の一環として、女性コメディアンを募集していることを明かした。「女性のコメディアン、あるいはこれからプロのスタンダップ・コメディアンになりたい女性を常に探しており、教育コースを提供して、エンターテインメント界でのデビューに向けた準備の支援をしている。本当に、私たちは王国中で人材を探している」

「ビジョン2030は、さまざまな分野のあらゆるアート活動を支援し、国の若者の成長をサポートする。もちろん、私たちの目標は全てビジョン2030に則したものであり、私たちにとっても素晴らしいサポーターだ」と付け加えた。

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