
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアは28日、先週スーダンで発生したクーデター未遂を改めて非難した。スーダン当局はこのクーデター未遂を、失脚したオマル・アル・バシル大統領に忠誠を誓う策謀者の犯行と非難した。
内閣はまた、政府と国民の安全、安定、繁栄を支えるあらゆる側面において、サウジが北アフリカの同国との連帯を新たにしたと発表した。
声明は、サルマン国王がNEOMからリモートで議長を務めた週次閣議の後に出された。
閣議で内閣は、国王が第76回国連総会で行った演説に盛り込まれたサウジアラビアのビジョンを強調した。今月これまでにニューヨークで行われた国王の演説は、サウジアラビアが直面している現在の国際問題や課題に加え、同国が果たしている主導的な人道的、開発的、経済的役割について触れた。
また、国王は加盟国に対し、同国の外交政策が安全と安定の確立、対話と平和的解決の支援、中東と世界の発展を支える条件の提供を最も重視していると語った。
サウジアラビアのイッサム・ビン・サード・ビン・サイード・メディア大臣代理は、弾道ミサイル、ドローン、ブービートラップが仕掛けられたボートなどによる攻撃に対して、サウジが自衛する正当な権利を保持することに閣僚らが同意したと述べた。イランが支援するイエメンのフーシ派民兵が日常的に行っているこれらの攻撃は、民間人を標的とし、国際航行を危険に晒し、世界のエネルギー供給を脅かしている。
閣議の冒頭、サルマン国王は、23日の91回目の建国記念日に際し、サウジアラビアに対して喜びの言葉や祝意を伝えた友好国の指導者らに感謝の意を表明した。
その後、内閣はこの1週間に数多くの国々との間で行われた協議や会談全般について説明を受けた。
ビン・サイード氏は、内閣が、知的財産権や関連する国際条約にかかわらず、世界中のコロナウイルスワクチンへのアクセスを円滑化する国際的・共同的な取り組みに対する王国の支援についても議論したと語った。
大臣らはまた、エジプト国民銀行がサウジアラビアに支店を開設するための認可を承認した。閣僚らはその後、国内に同銀行の他の支店を開設する、これに続く要請があった場合には、財務大臣がこれを判断することも承認した。