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ブリンケン米国務長官、サウジアラビアの国防への支援を約束

両者は会談で様々な問題について話し合った (AFP)
両者は会談で様々な問題について話し合った (AFP)
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15 Oct 2021 01:10:55 GMT9
15 Oct 2021 01:10:55 GMT9
  • 「サウジアラビアとのパートナーシップは重要である」とアントニー・ブリンケン米国務長官が発言
  • 両者はワシントンで行われた会談で、イラン核合意について話し合った

アラブニュース

リヤド: アントニー・ブリンケン米国務長官は、米国はサウジアラビアを重要なパートナーと見なしており、サウジアラビアの国防への支援を約束と発言。

ブリンケン国務長官は、14日にワシントンで行われる会談に出席するため米国を訪問しているサウジアラビアの外務大臣ファイサル・ビン・ファルハン王子を歓迎し、「米国とサウジアラビア間には強力なパートナーシップが存在しており、サウジアラビアの国防に対し両国が協力して取り組んでいる」と述べた。

「サウジアラビアとのパートナーシップは重要かつ不可欠なものであり、両国が直面する最重要課題のいくつかに対処するという点において、我々は非常に高く評価している」と、ブリンケン国務長官はファイサル王子との共同記者会見で語った。

ファイサル王子もまた、両同盟国間の強力なパートナーシップを称賛し、「両国の関係は、二国間に留まらず、地域や世界に対しても計り知れない価値をもたらしている」と述べた。

今回の会談後、国務省のネッド・プライス報道官は、ブリンケン国務長官は、フーシ派によるサウジアラビアへの攻撃を非難し、サウジアラビアの領土と国民の安全保障のための支援に取り組んでゆくことを繰り返し強調したと述べた。

また、サウジアラビア外務省は、同国の外交政策責任者らは、フーシ派民兵による一般市民と民間の経済施設に対する継続的な攻撃の阻止、国際的な船舶の航行の安全確保、また、疲弊するイエメン国民を恐喝と交渉の切り札として利用することを防ぐための取り組みを協力して推進してゆくことの重要性を強調していることから、今回の会談では、「イエメンの内戦を終結させるための永続的な解決策への到達という共通の目標」についても話し合われたと、プライス報道官は語った。

ファイサル王子は、今回の会談について実りの多い会談であったと評し、「戦略的パートナーシップと多角的な協力強化のための「方策」について議論を交わした」と、述べた。

サウジアラビア外務省の声明によると、両国はイランの核開発計画とそれに関連する国際交渉にも触れたとのことである。

また、ファイサル王子とブリンケン国務長官は、アフガニスタンの治安と政情安定確保のためのあらゆる支援を行うことの重要性を強調した。

会談後、駐米サウジアラビア大使のリーマ・ビント・バンダル王女は、「両国は数十年間にわたり強力かつ安定した関係をこれまで築いてきており、今後も両国間のパートナーシップ強化のためにあらゆる面で引き続き協力してゆくつもりである」とツイートしている。

会談に先立ち、両者は、地域の安全保障、気候変動、エネルギー問題などが議題となるだろうと発言しており、ブリンケン国務長官は、「気候問題からエネルギー、イエメン、イラン問題に至るまで、両国が共同で取り組んでゆく課題は山積している」と、述べ、またファイサル王子は、「地域の安全保障とそれに対する取り組み方について話し合うだけでなく、国務長官がおっしゃったように、気候変動問題、エネルギー問題、COVID-19からの復興についても話し合う予定である」と、付け加えた。

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