
アラブニュース
リヤド:イエメンのフーシ派がサウジアラビア南部のアブハー空港とナジュラーンを狙って無人爆撃機を飛ばしたが、サウジ空軍が撃墜した。
武装組織のフーシ派は毎日のように王国に攻撃を仕掛けており、南部の民間施設がしばしば標的となっている。
王国は、市民を標的としたこのような攻撃を戦争犯罪と見なしている。
フーシ派はこれまで、アブハーやジザンにある国際空港などの民間施設を攻撃してきた。
2014年にフーシ派がイエメンの首都サヌアを制圧して以降、アラブ連合は、国際的に承認されたイエメン政府が統治を完全に回復するための支援を行っている。
今年3月には、サウジアラビアが「リヤド・イニシアチブ」という計画を発表した。その内容は、イエメンでの停戦やサヌア空港の再開のほか、対話の継続によって解決策を探るというものだ。計画は歓迎すべきものとして国際社会に受け入れられたが、フーシ派指導部は拒否している。
マアリブ県の戦闘では、政府側とフーシ派を合わせて数千人が犠牲となった。武装勢力がイエメン北部の支配強化を図るなか、資源の豊富な地域では対立が激しくなっている。
サウジアラビアの救援組織「KSrelief」はイエメンに数十億ドル規模の支援を行っており、食料や医療のプロジェクトも数百件実施している。
7月には世界食糧計画がサウジの貢献を評価し、「イエメンの人道支援活動になくてはならないもの」と述べた。