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汚職撲滅活動で172名を逮捕、サウジアラビア

リヤドにある国家汚職防止委員会(NAZAHA)の本部。(提供)
リヤドにある国家汚職防止委員会(NAZAHA)の本部。(提供)
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08 Nov 2021 05:11:30 GMT9
08 Nov 2021 05:11:30 GMT9
  • 贈収賄、偽造、職権乱用、権力乱用の罪で起訴された人物ら

アラブニュース

ジェッダ:アル・エフバリヤ(Al Ekhbariya)の記事によると、監視・汚職撲滅局(The Oversight and Anti-Corruption Authority)は、政府機関における財務上および行政上の汚職に関する容疑で172人を逮捕したと発表した。

同局はツイッターのアカウントに、1ヵ月間に6,061回の監視活動を行い、行政上および財政上の汚職に関与した512人を調査したと投稿した。

汚職を撲滅し、政府の健全性を守るための努力により、同局は贈収賄、偽造、職権乱用、公務上の権力濫用などの容疑で172人を逮捕することに成功した。

これらの犯罪は、環境・水・農業省、国防省、保健省、内務省、外務省、サウジアラビア国家警備隊、勧善懲悪委員会、教育訓練評価委員会などの政府機関において見つかった。

同局は、被告人らを司法に委ねるための法的手続きが完了していることを確認した上で、公共の利益を保護・維持するために、財政上および行政上の汚職の疑いがある場合は報告するよう地域社会に協力を呼びかけた。

同局は、サウジアラビアが地域的にも国際的にも、汚職撲滅において数多くの成功を収めていると述べた。汚職撲滅、透明性の向上、健全性の維持に向けた同国の取組みは、その首尾一貫した活動に反映されているとのことだ。

これは、公職者の違法行為に対するゼロ容認(いかなる違法行為も認めない)の姿勢の一環であり、信頼された地位を悪用して職務上の不正行為を広めた者に対しては、引き続き法的措置を取ることとしている。

同局は最近、汚職対策、法令遵守と説明責任の促進を目的とした戦略的アプローチとして、サウジアラビア国家警備隊と共同で「行政・財政手続きにおけるリスクの分析・評価(Analyzing and evaluating risks in Administrative and Financial Procedures)」と題したワークショップを開催した。このワークショップは、政府機関における疑わしい違法行為の検知と報告に関する意識を高めることを目的としている。

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