
アラブニュース
ジェッダ:サウジアラビアは、ラクダのオーナーが世界中から集う第6回目となる世界最大のラクダフェスティバルの開催に向け、準備を進めている。
サウジ国営通信によると、リヤドで12月1日より40日間開催される予定のラクダフェスティバルでは、湾岸諸国をはじめアメリカ、フランス、ロシア、サウジアラビア国内からラクダのオーナーが一堂に会する。
アブドルアジーズ国王キャメルフェスティバルは、文化、経済、スポーツそしてエンターテイメントの国際的なイベントとして毎年開催されている。
リヤド北部に位置する32平方キロメートルの開催地で行われる今年のフェスティバルには、約33万人のラクダのオーナーの参加が見込まれている。
この祭典は、世界中から1日に10万人が訪れる観光スポットとなっている。
サウジアラビアのキャメルクラブは11月16日に参加募集を締め切る。
参加者は2億5千万サウジリヤル(6,600万ドル)超の賞金の獲得を目指し、19のカテゴリーで競い合う。
サウジアラビア環境・水資源・農業省によると、国内全体で40万頭のラクダがいる。
昨年までのフェスティバルでは、ラクダレース、ラクダの見た目を競うコンテスト、
2019年のフェスティバルでは、シレーヌ・ビント・アブドゥルラフマン王女がサウジアラビア女性として初めてレースに参加した。
このフェルティバルのような催しは、王国の豊かな歴史文化の上に築かれたキャメルクラブの尽力の一部を象徴し、またサウジアラビアの遺産におけるラクダの重要性を見ることができる。