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サウジアラビア、地元映画振興のため1億ドルの映画ファンドを設立

MEFICキャピタルと文化開発基金が、サウジアラビア映画の地位を高め、世界的なコラボレーションを促進するため、1億ドルの映画ファンドを設立する。(X/@cdf_sa)
MEFICキャピタルと文化開発基金が、サウジアラビア映画の地位を高め、世界的なコラボレーションを促進するため、1億ドルの映画ファンドを設立する。(X/@cdf_sa)
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20 Feb 2024 02:02:45 GMT9
20 Feb 2024 02:02:45 GMT9

アラブニュース

ジェッダ:MEFICキャピタルは、「サウジ映画基金」に3億7500万サウジリヤル(1億ドル)の資本が注入され、予算の40%を同国の文化開発基金から拠出することを発表した。

この動きは、サウジアラビアの急成長する映画部門を浮き彫りにするもので、コンテンツ制作と配給のためのインフラプロジェクトへの投資を促進することを目的としている。

サウジ映画基金ドは、サウジアラビアの映画製作を国際的な水準に引き上げるための戦略的に大きな一歩であり、文化開発基金の最初の投資事業となる。

MEFIC キャピタルとロアー・メディア・ベンチャーとの協力により、このイニシアティブでは大手スタジオとの国際的パートナーシップを強化し、サウジアラビアの文化と価値観を反映したコンテンツを提供することを目指している。

ファンドの技術的パートナーであるロアー・メディア・ベンチャーは、業界の幅広い専門知識を有しており、極めて重要な役割を果たすことになる。

このイニシアチブは、カンヌ国際映画祭において文化開発基金がMEFICキャピタルおよびロアー・メディア・ベンチャーと交わした最初の合意から始まったもので、サウジアラビアのデジタルコンテンツを強化することを目的とした映画部門融資プログラムに沿ったものである。

サウジアラビアの映画部門は、年間成長率が25%を超え、アラブ世界最大のクリエイティブな映画コンテンツの消費市場となっている。この成長は、文化省のイニシアティブと生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)プログラムに後押しされたもので、ビジョン2030の目標に合致しており、地元消費者の共感を呼ぶ映画作品に対する需要の高まりを反映している。

一方、サウジアラビアは12月に4年連続となる紅海国際映画祭の開催を控えている。同イベントは、12月5日から14日まで、ジェッダのアルバラッドにあるRSIFFの新本部で開催予定だ。

昨年は、75カ国から125作品が出品された。高名な脚本家、監督、プロデューサーであるバズ・ラーマン氏が率いる審査員が、17本の長編映画と25本の短編映画を評価した。

RSIFFは、同国の文化ルネッサンスにおいて極めて重要な位置を占めている。中東地域のプレミアイベントとして、世界の映画の多様性と創造性を示すだけでなく、サウジアラビアの映画界にスポットライトを当てるものだ。

サウジアラビアの映画製作者たちが、世界中の同業者とともに作品を発表する場を提供することで、本映画祭は、アイデア、コラボレーション、インスピレーションを交わすことを奨励している。

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