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世界の重要が落ち込む中、中国の輸出入が1・2月に再度失速

1・2月の輸出額は前年比6.8%減。(Shutterstock)
1・2月の輸出額は前年比6.8%減。(Shutterstock)
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07 Mar 2023 09:03:57 GMT9
07 Mar 2023 09:03:57 GMT9

北京:1・2月の中国の輸出額の減少は中国製品の需要の継続的な弱さを示しており、世界的な経済失速の影響が国内で表れるという政府の懸念を裏付けている―― ロイターはそう報じている。

政府が7日に公表したデータでは、輸入も落ち込んでいる。中国の輸出品の多くは海外からの部品や資材を使用しているため、ここにも外国需要の弱さが部分的に反映されたかたちだ。

1・2月の輸出額は前年比6.8%減。昨年12月には年率で9.9%の減少だった。だが結果的に、ロイターの調査で示された9.4%という平均予測よりも良い数値だった。

輸入額は10.2%減で、同調査での5.5%という予測を大きく上回った。昨年12月の輸入額は前年比7.5%減だった。

「欧米での高いインフレ率を考えると、これらの地域の需要は今後も後退するだろう。中国での加工需要も弱含みだ」。INGグループの中華圏担当チーフエコノミストであるイリス・パン氏はそう指摘する。

王文濤商務相は2日、今年は世界的な不景気と外需の低下により、輸出入への下方圧力が大幅に高まると警戒感を示した。

中国は今年の国内総生産(GDP)成長率を5%程度に設定している。この世界第2位の経済大国は昨年、数十年間で最低の成長率を記録した。2022年のGDPの伸びは前年比で3%にとどまった。

税関総署は毎年、春節の切り替え時期による歪みを修正するために1・2月連結の貿易データを公表するが、今年はそれが1月だった。

専門家は、12月に新型コロナ関連の制限が解除されたことで消費者マインドが上向き、輸出が徐々に回復するのではないかと予測している。だが同時に、海外の景気後退で中国に入ってくる物品の量が抑制される可能性も指摘している。

中国の1・2月の原油輸入は前年比1.3%減で、天然ガスの輸入は9.4減だった。しかしながら、国内需要の伸びにより石炭と大豆の輸入が急上昇した。

国家統計局が先週公表したデータによると、2月は製造活動の拡大率が10年間で最大となり、専門家にプラス材料を提供した。

しかし、他のアジア諸国の同月の生産活動は停滞しており、海外の状況が低迷していることを裏付けた。

ロイター

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