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内閣「サウジアラビアはイランの攻撃的政策を非難」

内閣はサウジ王国が議長国を務めた「イランに関する米国GCC作業部会」の会合の成果を検討した。(SPA)
内閣はサウジ王国が議長国を務めた「イランに関する米国GCC作業部会」の会合の成果を検討した。(SPA)
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24 Nov 2021 12:11:25 GMT9
24 Nov 2021 12:11:25 GMT9
  • サルマン国王がリモートで議長を務めた週1回の閣僚会議の後、情報大臣代理のマージド・アル・カサビー博士がコメントを出した

アラブニュース

リヤド:サウジアラビアはイランの攻撃的政策に対する非難を繰り返し、イラン政府の核兵器開発を阻止する国際的な取り組みを支持すると述べた。

今回のコメントは、NEOMからサルマン国王がリモートで議長を務めた週1回の閣僚会議の後、情報大臣代理のマージド・アル・カサビー博士が出したものである。

サウジ内閣は「イランに関するGCC・米国作業部会」の会合の成果について検討を行った。この会合はサウジ王国が議長国を務め、地域の安全保障と安定性に貢献をしていく決意を共有する必要性が強調された。

同部会はイランに対し、国際原子力機関(IAEA)と完全に協調し、イラン核合意の約束を守るよう求めた。

会議の冒頭で、サルマン国王がクウェートのシェイク・メシャール・アル・アフマド・アル・ジャベール・アル・サバ皇太子から受けた電話の内容について閣僚へ概要が報告された。また、国同士の関係や国際平和と安全保障の発展のためにサウジ王国と各国の政府関係者の間で先週行われた会談や議論についても閣僚へ報告された。

サウジ内閣は湾岸協力理事会(GCC)の共同防衛評議会(Joint Defense Council)の第18回会議の決定と勧告について討論し、統一軍司令部(Unified Military Command)の本部を首都のリヤドに開設することを歓迎した。地域の安全保障と安定性に貢献する形で共同防衛の活動を強化することが目的である。

同評議会では、国連特別総会での「テロリストの資金調達の脅威と動向、国際連合安全保障理事会決議2462の実施」に関するサウジ王国の声明も繰り返された。

マネーロンダリングやテロ活動への資金提供に対抗するとともに、テロリストに関与している組織や個人へのいかなる形式の支援をも阻止するために、サウジ王国は国際的な協調を強化するよう求めた。

アル・カサビー氏は、閣僚たちはスーダンの移行期間の次の段階に向けて設定された課題に関する関係者間の合意を歓迎していると述べた。合意では、暫定機関を復活させ、予定通りに選挙を開催することとなっている。また内閣は、スーダンの平和実現、安全保障、安定性、発展の維持を支持するというサウジ王国の姿勢も強調した。

内閣は、サウジ政府と他国の政府間における犯罪容疑者の身柄引渡協定のガイダンスモデルを承認し、他国政府との犯罪容疑者身柄引渡協定の草案に調印する権限を内務大臣に与えた。

また内閣はデジタル化・電子機器製造の分野に関し、通信・IT大臣にも、インドのエレクトロニクス・情報技術省との協力覚書の草案に調印する権限を与えた。

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