


アラブニュース
リヤド:サウジアラビアとバーレーンの両皇太子は9日、バーレーンの首都・マナーマのサヒール宮殿にて開かれた第2回サウジアラビア・バーレーン調整評議会の議長を務めた。
サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は9日、関係強化に向けたアラビア湾岸諸国への慌ただしい外遊の一環として、カタールからバーレーンへと到着した。
国営サウジ通信社(SPA)の発表によると、バーレーンのサルマン・ビン・ハマド皇太子は「友人であるムハンマド皇太子とその随行団の、2ヵ国目の外遊先であるバーレーンの訪問を歓迎した」
ハマド皇太子は両国とその国民を結束させる歴史的な関係性を称え、バーレーンが両国の協力関係をより幅広く発展させ、強固なものにすることに強い関心を抱いていることを強調した。
一方、サウジのムハンマド皇太子はサウジ・バーレーン調整評議会とその小委員会の重要性を力説した。両国の協力関係を前進させ、利用可能な機会に利益をもたらし、投資をするための「効果的なツール」として大切だと述べた。
両国はまた、評議会事務局により発行された報告書や、評議会会議の成果、提言、イニシアチブなどのレビューを行った。
双方は「会議で達成された肯定的な結果と、様々な分野での既存の協力関係を強化するであろう提言とイニシアチブに対して満足感を表明した」と、発表文により伝えられた。
サウジアラビア・バーレーンの両国は、「中東地域と国際的な問題に関する協力と協議を引き続き強化し、さらなる安全、安定、そして繁栄に向けた政治的な努力を推進すること」で合意した。
また両国外相間で予定されている会議に合わせ、多くのイニシアチブや、サウジとバーレーンの若年層に広がる過激派思想に対処し、過激派の資金源を枯渇させるための取り組みについても合意がなされた。
両国は、共同事業を増進させ、治安・軍事・サイバーセキュリティー・貿易・経済・気候変動・再生可能エネルギー・インフラ・教育・スポーツ・文化・健康・メディア・エンターテイメント・観光業といった分野における、多くのイニシアチブを活性化させることを約束した。