
アラブニュース
サウジアラビア王国外務大臣のファイサル・ビン・ファルハーン王子は12月9日、サウジアラビアとバーレーンがアル・ウラー協定の目的を貫徹するために熱心に取り組んでいることを明らかにした。アル・アラビーヤが報じた。
ファイサル王子は、来週リヤドで開催される湾岸協力理事会(GCC)の年次サミットを1週間後に控えてムハンマド・ビン・サルマン皇太子がマナマを公式訪問した際に、両王国が4つの協定に調印したことを明らかにした。
アル・ウラー宣言は、サウジアラビアの由緒ある都市アル・ウラーで1月に開催された前回のGCCサミットを受けて出されたもので、アラビア湾岸諸国の協力関係の新時代の幕開けを画するものになった。
バーレーンのアブドゥルラティーフ・アル・ザヤーニ外務大臣との共同記者会見で、ファイサル王子は、サウジアラビア・バーレーン調整協議会において65件のイニシアチブを承認したことを明らかにした。
バーレーン通信社が報じたところによると、ファイサル王子は、両王国の関係の深さ、結束力、協調、団結を賞賛し、皇太子とハマド国王の協議は「この絆を強め、あらゆる分野、特に経済、開発、投資、政治の領域で協調のレベルを高めるという決意を反映したものである」と語った。
アル・ザヤーニ氏は、両指導者が協議において、バーレーン・サウジアラビア関係は、兄弟愛、相互依存、協力、理解、あらゆる問題での共同調整という強力な土台の上に構築された、傑出した関係の真のモデルになっていると確認したことを明らかにした。
アル・ザヤーニ氏は、サウジアラビアがバーレーンとその国民に対して伝統的な誉れ高いスタンスを常にとっていることや、さまざまなレベルで継続的に支援してくれていることを、ハマド国王が誇りに思っていることも明らかにした。
アラビア湾岸共同行動のプロセスを発展させることを目指すサウジアラビア王国の取り組みと多大な努力をバーレーン国王が褒めたたえ、サウジアラビアの発展と進歩についてムハンマド皇太子を賞賛したことも、アル・ザヤーニ氏は明らかにした。
また、アラビア湾岸諸国の連帯を強め、協力と統合を深めるために、サルマン国王が議長を務めて12月14日に開催される第42回湾岸サミットとその実りある成果を、バーレーンが期待していることも明らかにした。