リヤド:カタール・オマーン・クウェート・バーレーン各国の治安部隊が13日、湾岸協力会議(GCC)加盟国による合同戦術演習に参加するためサウジアラビアに到着した。
最初に到着したのは、サリム・ムバラク・アル・アブラウィ大佐が率いる王立オマーン警察の派遣部隊。
カタールの部隊はユーセフ・アル・ハマド少佐に率いられ、軍用輸送機「ボーイング C-17 グローブマスター」に乗って到着した。
クウェートの派遣部隊を率いるのは、アブドラ・アル・アティーキ准将。准将は今回の演習の目的が、GCC諸国間の「相互連携と現場レベルの協力体制の強化」だと説明した。
バーレーンの部隊は車列を組んで、サウジアラビア東部州アルコバールと島国バーレーンを結ぶキング・ファハド・コーズウェイを通って到着した。
GCC安保演習に参加するため、13日にサウジアラビアに到着したオマーンの治安部隊。(写真提供:王立オマーン警察)
アラブ首長国連邦(UAE)の治安部隊は12日に到着済み。
サウジ国防省によると「アラブ湾岸安全保障3」は今月、東部州のダンマンで開催される。
先だって11日、サウジ内務省はサウジ通信社(SPA)を通じて声明を出し「今回の演習は、GCC加盟国間の安全保障分野における協力関係の絆を強化し、危機や緊急事態に備えアラブ湾岸地域に対するあらゆる脅威やリスクに対処する上での、相互連携と即応体制を向上させるのが目的だ」と発表した。