

アラブニュース
リヤド:サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン外相とデイビッド・グレスリー国連イエメン常駐・人道調整官が会談を開いたとファルハーン外相が8日、発表した。会談はグレスリー常駐調整官のリヤド訪問に合わせて行われた。
会談の中で、両者はイエメン危機の包括的な政治的解決に向けたサウジアラビアと国連による地域的、国際的な取り組みを振り返った。協議内容にはサウジアラビアによる平和へのイニシアティブも含まれた。
両者はまた、サルマン国王人道援助救援センターがイエメン国民の困難を緩和するために実施している人道・開発支援計画についても意見を交わした。
サウジアラビア外務省が発表した声明によると、ファルハーン外相とグレスリー常駐調整官は、イランが支援するフーシ派のイエメン国民に対する人道上の違反行為を止めさせるための地域的・国際的な取り組みを支援するサウジと国連の合同調整機能を強化する方法について協議した。フーシ派の違反行為により、紛争を終結させるためのあらゆる政治的な施策が次々と妨害されていると声明は伝えた。
ファイサル外相はまた、アイスランドのソルディス・コルブルン外相と電話会談を行い、この中で2国間関係を振り返り、また関係を強化するための方法について話し合った。加えて、共通の利害を有する、地域と世界の情勢に関する重要案件についても意見を交わした。