ラーシド・ハッサン
リヤド:サウジアラビアに駐在する各国の大使や上級外交官が、サルマン国王とムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下、そしてサウジアラビアの人々に向け、同国初の第1次サウード王国建国記念日を祝福し、さらなる平和と進歩、繁栄を祈った。
先月に出された勅令で、2月22日が、1727年のイマーム・ムハンマド・ビン・サウード師によるサウジアラビア初の建国を記念する第1次サウード王国建国記念日と定められた。
この歴史的な日に、フランス大使のルドヴィク・プイユ氏はアラブニュースに対してこう語った。「私たちはリヤドで、そしてサウジアラビア全土において、初めて建国記念日を祝うことになります。つまり、1727年のイマーム・ムハンマド・ビン・サウード師によるサウジ初の国家誕生を祝うのです。この歴史的な日に私は何よりもまず、サルマン国王、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下、そして友好的なサウジアラビアの人々に祝福の意を表したいと思います」
「これは、3世紀近くに及ぶサウジアラビアの歴史の深さを示す重要なイベントです。その歴史の深みはディルイーヤで特にはっきりと感じられます。サウジ国家の初の首都であり、今日では大規模な改修と開発計画の対象になっている街です」
「サウジアラビアの友人たちが、一日中開催されるたくさんのイベントやショー、コンサート、展示などを通して、国を挙げてサウジアラビアの長い歴史への誇りを表しているのを見るのは、とても喜ばしいことです。今日は、常に変化し、進化、発展し続けている、そして伝統と現代性をどのように結びつけるかを知っているこの国の並外れた深みと多様性を目の当たりにする機会でもあります」
「1年と少し前にサウジアラビアに移ってきてから、私たち家族はサウジアラビア国内にあふれる宝を発見する多くの機会に恵まれてきました。リヤドからジェッダ、東部の州から南部のアシール山地、ジャウフからカシム高原、アル・ウラーの遺跡や自然の豊かさなどです。何千年もの歴史を持つサウジアラビアの多様な遺産とこの国の人々のたぐいまれなホスピタリティを体験しています。そして、これらは私たちフランス人とサウジアラビアの人々に共通する価値観でもあります。サウジアラビアにとって歴史に残るだろうこの日に我が国フランスを代表して参加できることをとても誇りに思っています。また、今日のこの機会に、両国の関係の歴史の深さにも思いを馳せるとともに、この関係は今後ますます強まり、発展していくと確信しています」
「アッサラーム・アライクム」と、「あなたに平和あれ」という意味の冒頭の挨拶で始めたドイツ大使のディーター・ラムル氏から、アラブニュースへのメッセージは以下となる。「サウジアラビアの国王、皇太子殿下、国民の皆様、第1次サウード王国建国記念日を心から祝福し、お祝いを申し上げます。サウジアラビアの豊かな文化的、歴史的遺産が披露されるこの祝典を楽しみにしています」
「サウジアラビアとドイツの関係はどんどん良くなっています。先週には、サウジ外相のファイサル・ビン・ファルハーン王子とドイツのアナレーナ・ベアボック外相がミュンヘン安全保障会議期間中にドイツで会談しました。来週末には両国で初のサウジ・ドイツエネルギーデーを開催し、リヤドでの新しい水素外交事務所の立ち上げも行う予定です。これは、サウジアラビアがドイツにとってエネルギー分野で注目すべき国の一つであることを表しています」
サウジアラビアとドイツは、気候変動に関するパリ協定の目標実現促進のため、画期的なエネルギー・パートナーシップを開始したところだ。
ニール・クロンプトン英国大使は、こう語った。「サウジアラビアの友人の皆様、初めての建国記念日、おめでとうございます。大使として、多くのことが起こり、多くの変化が去来しているこの国に今、いられることは素晴らしい特権です。また、サウジアラビアの魅力溢れる歴史について学ぶことも非常に嬉しく思っており、多くのイベントが開催される今日この機会に、より学びを深めることを楽しみにしています」
ジブチの外交団の長を務める駐サウジアラビア大使、ディヤ・エディーン・サイード・バマクラマ氏は、次のように述べた。「ジブチの大統領と国民に代り、サウジアラビア国王、皇太子殿下、そして我々の兄弟であるサウジアラビアの人々に対し、サウジ国家建国記念日に心からのお祝いを述べられることを光栄に思います」
「また、この機会に、兄弟である両国の指導者と人々の間に存在する兄弟愛の絆を表現したいと思います。長年、あらゆる分野において培ってきた関係は両国の国民に名誉をもたらします。ジブチ・サウジアラビアの友愛と友好に万歳。今日、この日に多くの幸せを願っています」
日本の岩井文男大使は、次のように祝福した。「サウジアラビア初の建国記念日に際し、日本政府を代表して、サウジアラビアの国王、皇太子殿下、そして国民の皆様に心よりお祝い申し上げます。どの国でも、人々が国を愛する、その愛が国が未来を築いていくために必要不可欠なものです。ですから、こうして、サウジアラビアの人々が国の未来を築き始めた3世紀前の初のサウジ国家誕生を記念する祝典に参加できることを大変嬉しく思います」
「よろこばしいことに、翌日の2月23日は日本天皇の徳仁陛下の誕生日です。この二つの祝いの日が続くことで、両国の友好関係の親密さがさらに増すのではと思います。最後に、サウジアラビア政府と国民の皆様の今後のご活躍とご繁栄をお祈り申し上げます」
韓国のジュニョン・パク大使はアラブニュースにこう語った。「第1次サウード王国建国記念日に心よりお祝いを申し上げます。サウジアラビアの今日までの長い道のりは、アラビアの砂漠の奇跡だと信じています。韓国とサウジアラビアは1962年に国交を樹立しました。両国は現在、最近、韓国の大統領がサウジアラビアを訪問したことからもわかるように、実りのある包括的な協力関係と戦略的パートナーシップを築いています。サウジアラビアがビジョン2030を達成し、我々の相互関係がより力強く継続していくことを願います」
第1次サウード王国建国記念日に、ラクダのパレードに参加するためにイスラを訪れていた米国総領事デヴィッド・エドギントン氏はこう語った。「アッサラーム・アライクム。今日は素晴らしい日、サウジアラビア初の建国記念日です。サウジアラビアは世界の文化、歴史において重要な役割を担っており、この国の建国を記念する今日は非常に重要な祝日です」
インドのオーサフ・サイード大使の祝福のメッセージは次のようなものだった。「第1回目のサウジアラビア建国記念日というよろこばしい機会に、インド政府と国民を代表して、サウジアラビア国王、皇太子殿下、友好的なサウジアラビアの人々に温かいご挨拶をお伝えできることを大変嬉しく思っています。両国は、何世紀にもわたる経済的、社会・文化的な結びつきを反映した友好的な関係を保っており、現在、その関係は両国のダイナミックなリーダーシップのもと、戦略的パートナーシップとしてさらに開花しています。私たちは、両国の関係がさらに強まり、新たな高みに到達することを期待しています」
新任のパキスタン駐サウジアラビア大使、アミール・クルラム・ラソーレ氏は次のように語った。「この吉兆な機会に、パキスタン国民と政府、そしてサウジアラビア国内のパキスタン人コミュニティを代表して、サウジアラビアの国民の皆様と指導者の方々に心からの祝福を捧げます。サルマン国王とムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下の先見性のあるリーダーシップのもと、サウジアラビアは進歩と繁栄の道を確実に進んでいく態勢がすでに整っていると確信しています。第1次サウード王国建国記念日に、私がパキスタン大使としての職務を再開したのは幸運なことです。両国のリーダーシップにおけるビジョンを推進し、戦略的パートナーシップを深めていくために、緊密に協力していきたいと願っています」
パキスタン総領事のカリード・マジド氏は、次のように述べた。「尊敬するサウジアラビアの指導者と国民の皆様が最初の建国記念日を祝われる中、こうして心からの祝辞を述べられることを大変嬉しく思います。パキスタンとサウジアラビアは長い歴史を通して強い関係を築いており、その根底には共通する文化的なつながりがあります。我々の兄弟国の指導者たちは、両国の関係をさらなる高みに押し上げ、相互の進歩、繁栄、幸福の頂点につなげることに全力を尽くしていきたいと考えています」
カザフスタン大使のベリック・アリン氏は、このように述べた。「この歴史的な日、カザフスタン政府を代表し、サウジアラビア政府と国民の皆様に心からの祝意をお伝えしたいと思います。サウジアラビアには長く豊かな歴史があります。その中でも、私は、最初のサウジ国家の基礎を築いたイマーム・ムハンマド・ビン・サウード師の歴史的ルーツに注目したいと思います。建国記念日を祝うというサルマン国王の歴史的な決定は、サウジアラビアの現在および将来の世代に精神的・文化的価値観を受け継ぎ、国家の結束の中で祖国への敬意を高めることにつながると確信しています」
「サルマン国王とムハンマド・ビン・サルマン皇太子の賢明なリーダーシップのもと、サウジアラビアはビジョン2030を掲げ、最もダイナミックに発展する先進国へと近代化と変革の道を踏み出しました」
南アフリカ共和国駐サウジアラビア大使のC. T. ルブシェ氏は、次のように述べた。「今日からちょうど5年後、サウジアラビアの人々はこの栄光ある国家の誕生から3世紀の記念日を祝います。この日が国民の祝日に指定されたのは非常にふさわしいことです。この機会に、南アフリカ共和国の国民と大使館を代表して、サルマン国王、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下、そしてサウジアラビアの友愛あふれる国民の皆様に、この重要な日への祝福をお伝えします。この地に永遠に平和が訪れますように」
キプロスのスタヴロス・アヴゴウスティディス大使はアラブニュースに対し、こう語った。「サウジアラビアの指導者、政府、そして国民の皆様に、サウジアラビアがその独自の文化と歴史を祝う特別な機会に、心からの祝福をお送りします。サウジアラビアは世界の舞台でこの国にふさわしい威信を享受しており、国際的な議題の中でも差し迫った課題に取り組む上で重要な役割を担っています」
「我が国はサウジアラビアを親しい友と呼べることに誇りを感じています。キプロスとサウジアラビアの関係は、現在、まさに戦略的パートナーシップへと発展しており、今後もあらゆる側面において両国間のきずなを深め、国民にその恩恵をもたらしていくつもりです」
ギリシャのアレクシス・コンスタントポロス大使は、アラブニュースにこう伝えた。「この特別な日に、サウジアラビアの国王、皇太子殿下、そして親愛なる友人たちに心からの祝福を送りたいと思います。ヨーロッパ文明の発祥地であるギリシャは、今年、独立から200周年を迎えます。サウジアラビアは、最初のサウジ国家誕生以来、300周年を迎えようとしています。第1次サウード王国建国記念日はサウジアラビアの深い歴史的ルーツを祝うもので、私たちは祝典の行事をとても楽しみにしています。私たちは過去からの強さを抱き、次の世代のためにこの地域と世界全体の平和と安定、繁栄を保っていける未来を築こうとしているのです。サウジアラビア、万歳!」
ノルウェーのトマス・リド・ボール大使はこう語った。「すべてのサウジアラビアの兄弟姉妹たちに、初の建国記念日へのお祝いを伝えたいと思います。この歴史的な日にサウジアラビアのノルウェー大使としてここにいられることは幸運であり、嬉しく思います。ノルウェーとサウジアラビアには、多くの共通点があるのです」
コソボのルルジム・ムジェク大使は、次のように述べた。「『第1次サウード王国建国記念日』は、その名前が表すように、サウジアラビアの友人と国民すべてにサウジ国家を創立し、独立の道を歩み始めた賢明な建国の父による歴史的決断について思い起こさせるものです。この歴史は守られるだけでなく、誇るべき遺産なのです」
セルビア駐在員事務所のミロス・マロジェヴィク氏は、こう語った。「セルビア共和国を代表し、サウジアラビアの建国記念日に祝意をお伝えできることを大変光栄に思います。この偉大な日に賞賛の意を表し、サウジアラビアの人々の真の功績を称えます。偉大な国家は、何世代にもわたる犠牲と苦しみのもとに生まれるのです」
タイのサタナ・カセムサンタ・ナ・アユダヤ駐在官は、次のように述べた。「第1次サウード王国建国記念日に際し、タイ王国大使館とサウジアラビアに住むタイの友人一同から、サウジアラビアの国とすべての国民の皆様にお祝いと祝福の言葉を贈ります。サウジアラビアの遺産、伝統、美しい文化のすべてに誇りを持ち、この強固なサウジ国家の基盤の上に国を築き上げてください。2030年以降に向けてさらなる発展と、サウジアラビアの明るい未来を願っています」
サウジアラビアの各都市では、サウジ国家誕生以来の人類の闘いとその発展を模した伝統的な文化ショーが開催されている。