
リヤド:先月リヤドで起きた刺傷事件に関与したとして逮捕された男二人は、イエメンのアルカイダから指示を受けていたことが、裁判で明らかになった。
容疑者の公判はサウジアラビアの首都の特別管轄裁判所で開始された。公判では、容疑者に対して起訴状が朗読され、弁護人が選定された。
一人目の容疑者はイエメン在住の33歳で、鋭器を用いて武装テロ攻撃を行ったことに加えて、二人を刺し複数の怪我を負わせた罪に問われている。刺されたのはミュージシャンと、ミュージカル公演の警備員である。
男はイエメンのアルカイダの一員であるとされている。
男は作戦の監督と計画を行った後、キングアブドラパークの劇場での攻撃を遂行するよう、アルカイダの指導部に命令された。また男は以前イエメンで、アルカイダに協力して戦った疑いをかけられている。
また容疑者は襲撃前に携帯電話を使い、マスクを着用し、暴力をあおるような詩を朗読している自分の姿を動画に撮っていた。男はその後WhatsAppを通じて動画を他の人に送っている。
二人目の容疑者は一人目の容疑者を匿った疑いをもたれている。またATMを破壊し、盗んだ金をイエメンに送った罪にも問われている。
またこれらに加えて、サウジアラビア王国内で偽装貨幣を流通させた罪、詐欺罪、偽装通貨を用いて銃器を購入しようとした罪、武器貿易の過程を隠匿した罪、サウジアラビア王国への不法入国の罪などに問われている。
SPA