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サウジアラビアのファイサル王へ捧げた展覧会がロンドンで開幕

トゥルキ・アル・ファイサル皇太子は、ロンドンのペルメル街の経営者協会の豪華な建物で、故サウジ王ファイサルの生涯を詳しく紹介した展覧会を20日にスタートさせた。(AN 写真/アリ・ノオリ)
トゥルキ・アル・ファイサル皇太子は、ロンドンのペルメル街の経営者協会の豪華な建物で、故サウジ王ファイサルの生涯を詳しく紹介した展覧会を20日にスタートさせた。(AN 写真/アリ・ノオリ)
国際的メディア・パートナー、アラブニュースなど、展示会の後援者にトゥルキ皇太子は感謝した。主筆のファイサル・J・アッバス氏は、公式のオープニングの前に皇太子から感謝のことばを受けた。(AN 写真/アリ・ノオリ)
国際的メディア・パートナー、アラブニュースなど、展示会の後援者にトゥルキ皇太子は感謝した。主筆のファイサル・J・アッバス氏は、公式のオープニングの前に皇太子から感謝のことばを受けた。(AN 写真/アリ・ノオリ)
トゥルキ・アル・ファイサル皇太子は、ロンドンのペルメル街の経営者協会の豪華な建物で、故サウジ王ファイサルの生涯を詳しく紹介する展覧会を20日にスタートさせた。(SPA)
トゥルキ・アル・ファイサル皇太子は、ロンドンのペルメル街の経営者協会の豪華な建物で、故サウジ王ファイサルの生涯を詳しく紹介する展覧会を20日にスタートさせた。(SPA)
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21 Dec 2019 05:12:53 GMT9
21 Dec 2019 05:12:53 GMT9

チャーリー・ピーターズ

ロンドン:トゥルキ・アル・ファイサル皇太子は故サウジ王ファイサルの生涯を詳しく紹介する展覧会を20日に開幕させた。ロンドンの中心にあるペルメル街の経営者協会の豪華な建物で開催されたこのイベントは、ファイサル王がヨーロッパを訪問し、サウジの皇太子としてベルサイユ条約の調印に列席してから100周年となることを記念して準備された。

キング・ファイサル・センター・フォー・リサーチ・アンド・イスラミック・スタディズ(ファイサル王イスラム研究センター)の理事長であるトゥルキ皇太子は列席者へ向けてのスピーチの中で、ファイサル王が13才の時に初めて英国を訪れた時、「不審に思うような」迎え方をされ、管理上のミスで遠いロンドンの南の郊外に宿泊所を見つけなければならなくなったと述べた。国王ジョージ5世自らが間に入って年若い皇太子をロンドンの中心部に近いところへ招いた。

しかし、1967年の最後の訪問では、ファイサル王は21発の礼砲を受け、英国陸軍の近衛騎兵隊による軍旗敬礼分列式で敬意を表され、これは訪問客にはめったに行われることがない国家的栄誉だったとトゥルキ皇太子は述べた。

この歓迎の変化は、ファイサル王がいかにエリザベス女王に好かれていたという証拠だとトゥルキ皇太子は述べた。

展覧会はファイサル王の遺産の意味を伝え、彼の道のり、考え、人格をヨーロッパや全世界に推進するために計画されたとトゥルキ皇太子は付け加えた。

「訪問中にファイサル王が学んだ教訓は非常に重要で、特に教育や産業に関して、彼は後に王国を近代化する構想に適用し、そのためこの一世紀で最も卓越した政治家の一人となっています」とトゥルキ皇太子は語った。

国際的メディア・パートナー、アラブニュースも含め、展覧会の後援者に彼は感謝した。主筆のファイサル・J・アッバス氏は、公式のオープニングの前に皇太子から感謝のことばを受けた。

https://twitter.com/arabnews/status/1208044368894058496?s=20

「アラブニュースは故ファイサル王の時代にアラブ人の国際的な代弁者として地位を確立しました」とアッバス氏は述べた。

「それなりに、ロンドンのこの展覧会の国際的メディア・パートナーとなり、真にすぐれたこの国王の驚くべき歴史を形を変えて語ることに関与できてとても光栄です。」

このイベントには、サウジアラビアの中東やアフリカの友好国、同盟国の代表者など、世界中から招待客や高官が出席した。

マルコム・リフキンド元英国外務長官はアラブニュースに対し、サウジアラビアを数回訪れたこともある英国政府でのキャリアに続き、「展覧会に出席できてとても嬉しい」と述べた。

展覧会はファイサル王の生涯や、彼が影響を与えて変えた世界なども詳しく伝える。彼の統治時代にはヨーロッパの帝国が崩壊し、サウジアラビアが台頭し、展示では世界で権力が転移する中での彼の役割を紹介する。

指導者の生涯とその世界的な足跡を詳しく表した日記、手書きの写本、手紙、絵、地図など、彼の最も重要な秘蔵の所有品のいくつかが展示されている。

コーナーの一つは、ファイサル王がヨーロッパの戦場を訪ねて、戦争は頼るべき最後の手段として扱うべきだということをどのように学んだかを扱っている。彼がサウジのアシール地方で戦ったときの鋼鉄の槍の穂先も展示されている。

別のコーナーは彼のインド訪問について探っており、ロンドンを訪れる前に、国外を旅した主要な体験だった。

展覧会の出席者の一人、インペリアル・カレッジ・ロンドンで博士号を目指して研究をしている若いサウジの女性は、「ファイサル王の経験や少女や女性の教育を推進した業績に刺激を受けた」とアラブニュースに述べた。

「イングランド、ウェールズ、アイルランド」の展示コーナーの目玉は、彼がジョージ5世と妻メアリー王妃に会ったときに、「極めて良好な関係の確認」を表すために交換した儀式用の軍刀となっている。

ファイサル王は「英国国民の功績を称えた」とトゥルキ皇太子はアラブニュースに語った。

「故国王は訪問中に、アイルランドやイングランドの北部や南部、ウェールズ、ロンドン、その他の都市など英国中を旅しました。彼は人々を知り、彼らの功績を称えるようになりました」と彼は述べた。

「2国間の関係は、1967年の彼の最後の訪問までずっと発展し続け、エリザベス女王から21発の礼砲と軍旗敬礼分列式によって非常に際立った歓迎を受けるに至ったのです」とトゥルキ皇太子は付け加えた。

彼はこう述べた。「今日二つの王国はこのような強固な関係を享受していますが、その最初の種はファイサル王が13才のときに訪れた時に植えられたのです。

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