
アラブニュース
ドバイ:サウジ国営通信社(SPA)の5月17日(火)の報道によると、イエメンの結合双生児の一人が分離手術後に血液循環の深刻な低下と心不全を起こして死亡した
施術したサウジアラビアの専門外科医師団によると、双生児のもう一人は現在安定した状態だが、リヤドのアブドゥラー国王専門小児病院の集中治療部門で経過観察を続けているという。
「外科医師団は分離過程で大きな困難と難題に直面し、それが原因で術後死亡した双生児の一人の状態が重篤となった」とSPAは報道している。
ユセフとヤシンは、サルマン国王の指示で、複数の内臓を分離する15時間に及ぶ「複雑な」手術を受けていた。
Dr.ムタゼム・アル=ズガイビ医師率いる24名の医師団が、サルマン国王人道支援・救援センター(KSRelief)のイニシアチブの一環としてこの手術に携わった。
「この双生児は副鼻腔、大脳静脈、および脳の一部を共有しており、複雑な手術であった」とリヤドにある国家警備隊保健省下のキング・アブドゥラ専門小児病院で小児麻酔部長を務めるDrナザル・アル=ズガイビ医師は、術後アラブ・ニュースにそう語った。
同医師団は小児神経外科、形成外科、麻酔、看護の分野の専門家たちで、手術は以下のような複数の段階に分けて行われる必要があった:麻酔、ナビゲーションプランニング、手術の準備、皮膚のケア、脳組織・骨・再建の事前準備。