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ビジョン2030のもとでのサウジアラビアの改革には女性の進出促進が鍵になると、サウジアラビア人権委員会の部長が語る

18 Oct 2019
アマル・ヤヒヤ・アル=ムーアラミ女史は、教育、研修、社会開発の分野で23年以上の経験を持つ。(写真/提供)
アマル・ヤヒヤ・アル=ムーアラミ女史は、教育、研修、社会開発の分野で23年以上の経験を持つ。(写真/提供)
Updated 21 Oct 2019
18 Oct 2019
  • サウジアラビアでの人権向上の成果により、ジュネーブの国連人権理事会でもサウジアラビアを評価する声が高まる

リヤド:アマル・ヤヒヤ・アル=ムーアラミ女史が、サウジアラビア人権委員会(SHRC)で国際協力及び組織担当部長に任命されたことによって、同国はビジョン2030の改革計画で掲げられている女性の進出促進の実現に向かって大きく前進している。

同女史は『Arab News』に対して、自身の任命は「サウジアラビアによる女性の進出促進の努力が加速しており、それによって毎日新たな可能性が拓かれていることを、明確に示すものです」と述べた。

同女史を含めてSHRCには6人の女性が任命されており、それは委員の25%にあたる。同委員会に女性が加わるのは、彼女ら6人が初めてのことだ。

彼女らの任命は、この分野に女性が参画できる時代の幕開けを告げるものであり、同女史によれば「それに必要な支援や忍耐がなければ実現し得なかったこと」とのことである。

「私たちは、まさに今目の前に広がった次のステージにより深く参画していくために必要な専門性とツールを得ることができる段階に達することができたのです」

アル=ムーアラミ女史が任命された時、同女史には女性から「電話が雪崩のように」かかってきて祝意を伝えられた。同女史の男性の友人の多くからも、新たな役職につく同女史を支援すべく、連絡が届いた。「私はいつも言っていることですが、サウジアラビアの男性は私たちの国の誇りの源です。なぜなら彼らは、自分たちの妻、娘、女性の同僚、そして女性の家族を支える素晴らしい姿を体現してくれているからです」

アル=ムーアラミは前職では、アブドゥル・アジズ国王国家対話センターの事務次長補佐とSHRC評議会の委員を務めていた。

女性の地位向上は、ビジョン2030の改革計画の重要な部分を占める。「今日、女性の進出促進を例示するものとして、サウジアラビアの人権に関する重要な役職に女性が任命されたのです。人権は女性に向けられた注目を反映する重要な問題です」と同女史は言う。

また同女史は、サウジアラビアでの人権向上の成果により、ジュネーブの国連人権理事会でもサウジアラビアを評価する声が高まるはずだ、と付け加えた。

アル=ムーアラミ女史は、新たに導入された少年犯罪法や大幅に拡充された個人の婚姻状況に関する法律など、サウジアラビアの法律面での前進に誇りを感じている。

「これらの法律のおかげで、家族という文脈の中で女性の地位向上を実現できました。これらの法律は、真の変革の幕開けを告げるものです。家族の中で女性の地位を向上し、子供たちの立派な母親になることを支援し、子供扱いするのではなく法的に完全な能力を有する市民として取り扱うこと、これこそ女性の地位向上のあるべき姿です。

「今日、女性は子供に関して責任を負い、諸問題の処理を行い、パスポートの申請を行い、そして全ての取引に署名できます。これらは素晴らしいメッセージであり、国内外でプラスの評価につながるでしょう」

このように変化や成果が多く現れているにも関わらず、同女史によればサウジアラビアの成果は「国際的に十分に報道されていない」とのことだ。

「私たちはずっと、自己防衛や正当化をしなければならない立ち位置から抜け出せませんでした。他国から特定の問題を指摘されるごとに、私たちがそれに対して返答を行うということが続いていたのです。今回は、私たちは他国に対して前進について発信し、成果を見せつけることができます。施策のベストスタンダードを提示し、良い改革を見せつけ、他国に対してそれぞれの国ではどのような成果が出ているのかを私たちが聞く番になったのです」

同女史は、「他国から指摘されるごとに正当化を行うという自己防衛の立ち位置から抜け出せない」状態ではなく、「双方向の対話」を目指している。

同女史を待ち受ける次なる大役は決して簡単なものではないが、同女史には腹案がある。アル=ムーアラミ女史は、全ての関連機関との間の効果的な意見交換や交流を通して、国際的な舞台で双方向の対話を実現しようとしているのだ。

同女史は、近日開催予定の会議の場で、サウジアラビアが人権委員会にメンバー国として加わって、同委員会の活動の拡充に貢献できることを願っている。

「私たちは間違いを犯すかもしれず、時にはアプローチを考え直さないといけないこともありますが、それは完全に健全で自然なことです。ある段階で特定の手法が望まれる結果をもたらしていないと分かれば、再考して改革します」

アル=ムーアラミ女史は、教育、研修、社会開発の分野で23年以上の経験を持つ。サウジアラビアの女性に与えられた機会の拡充に関して、「サウジアラビアの女性には、職場環境の面でも求人の面でも素晴らしい変化が起こっており、また大学を卒業できる機会もぐっと広がっています」と同女史は言う。

「進出促進には教育が必要不可欠です。サウジアラビアでは、公教育に通う女子生徒や女子大学生の数が大きく増加し、また奨学金を得て海外留学に行く女子学生もかなり増えています。海外留学率は男子学生より女子学生の方が高く、女子学生は男子学生とは異なり需要の高い分野を学んでいます。女性の方がアカデミックな世界で大きな成果を挙げているのです」

アル=ムーアラミ女史によれば、サウジアラビアの男性は同国内で女性を支援しているとのことだ。「男性は、女性がキャリアで頂点に上り詰めるのを見れば喜びます。これはサウジアラビアの男性の特徴の1つです。サウジアラビアの男性は、自分たちも女性たちも包含できる環境を、自信を持って巧みに作り上げるのです」

「私たち全員、市民として、この国を等しく愛し、この国の発展と繁栄を等しく望んでいます。私たちには変革を起こす能力が備わっているのです」

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