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サウジアラビアが労働者の権利保護へのコミットメントを再表明

ニューヨークで木曜日まで開催されていた国連の国際移住レビューフォーラム中に発言する人材・社会発展省のサタム・アルハルビ労働環境管理・開発担当副大臣。(SPA)
ニューヨークで木曜日まで開催されていた国連の国際移住レビューフォーラム中に発言する人材・社会発展省のサタム・アルハルビ労働環境管理・開発担当副大臣。(SPA)
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23 May 2022 12:05:39 GMT9
23 May 2022 12:05:39 GMT9
  • 政府高官がフィリピン、サウジアラビア、バーレーンの強力な労働提携を強調

ヘブシ・アルシャマリ

リヤド:サウジアラビアが労働者の権利保護を強化するための3つの政策を策定したと、人材・社会発展省のサタム・アルハルビ労働環境管理・開発担当副大臣が発表した。

アルハルビ副大臣の発言は、2022年5月17日から20日にニューヨークの国連で開催された国際移住レビューフォーラムの傍らでなされたものだ。

アルハルビ副大臣は、労働移動、人権、中東の移動労働者のための労働移動ガバナンスの改善方法に関するセッションの基調講演者として参加した。

このイベントは、労働力供給国であるフィリピンと、労働力の行き先であるサウジアラビアとバーレーンの強力な提携を強調した。また、正規移住のための経路の可用性と柔軟性を高め、ディーセントワークを確保するために公正な採用と保護規定を促進するという目標の評価も行った。

アルハルビ副大臣は、安全で秩序ある移住を確保するためには、各国の政策を調和させ二国間および多国間の提携を確立することにより、国際協力を強化する必要があると強調した。

言及された3つの政策は、労働安全衛生に関する国家政策、児童労働の禁止に関する国家政策、強制労働撤廃のための国家政策だ。

同副大臣は、国外居住者の安全に関連した「サウジ・ビジョン2030」の目標について、新型コロナパンデミック中の国外居住者の保護などの成果を強調した。また、移住グローバル・コンパクトの目標のいくつかに寄与するうえでのビジョンの積極的な役割についても議論した。

同副大臣は、サウジアラビアは労働力輸出諸国と23の協定を結んでおり、その内容は国際基準に沿ったもので、従業員と雇用者の間の人権の促進に基づいた提携を確保するためのものであると語った。

同副大臣はまた、契約関係改善のための取り組みや職業試験プログラムといった、国外居住者の労働・生活条件の改善と国際的能力の引き寄せのための戦略目標に端を発する、サウジアラビアが開始したいくつかの取り組みに関しても述べた。同国はまた、市場のニーズを満たすために新しいタイプのビザを有効化し、熟練労働者を引き付けるためにより柔軟な選択肢を提供しようとした。

同副大臣は、雇用者のコンプライアンスを監視する賃金保護システム、労働者が統一プラットフォームで契約内容を承認できる電子認証プログラム、労働紛争を解決するための「Weddy」プログラム、労働イニシアチブなどの、国外居住者の権利保護のためのサウジアラビアの取り組みを強調した。

 

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