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サウジアラビア、夜勤向けの労働規則を策定

03 Jan 2020
夜勤の勤務時間は夜の11時から朝の6時までと定められている。(ファイル/アラブニュース、写真提供Essam Al Ghalib)
夜勤の勤務時間は夜の11時から朝の6時までと定められている。(ファイル/アラブニュース、写真提供Essam Al Ghalib)
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Updated 03 Jan 2020
03 Jan 2020

Aseel Bashraheel

ジッダ:サウジアラビア王国が24時間取引体制に移行する中、事業が夜勤で人を雇用することが可能となった。またその際の労働規則を政府が公表した。

労働規則の目的は、夜勤労働者の権利を保護し、雇用主に健全な労働環境を維持させることだ。

労働・社会発展省がツイッターで公表した声明文によると、夜勤の勤務時間は夜の11時から朝の6時までと定められ、夜勤と夜勤の間には12時間の休憩時間を設ける必要がある。各事業は、三ヵ月毎にシフト変更を行い、三ヵ月経過すれば、夜勤労働者が日勤に切り替えることができるようにしなければならない。

雇用主は、医療保険に加え、労働時間や給与面での手当を提供する必要がある。日勤と夜勤の労働者の間に差を設けてはならず、両者は同等の権利を持つものとしなければならないと、ツイッターの声明文は述べている。

一部の人々は夜勤を免除される。医師により病気として診断された人や高齢者、家族の世話をする必要がある人、妊娠24週間以上の女性などがこれに含まれる。

ジッダやマッカに支店を持つ人気のバーガー店Craveの創業者であるMusa’ab Hariri氏は、24時間営業を検討しており、労働・社会発展省の取り組みを支持すると語った。

「こうした取り組みは、ある意味で、地元の雇用を支えることになります。また、雇用を必要としている人々に対して、仕事を与えることにもなります」Hariri氏はアラブニュースの取材に対して、このように語った。ただ唯一予見される問題は、家族の世話についての条項であるとも彼は指摘した。地元の労働者は、家族の世話をする必要があることから、夜勤を引き受けにくいと考えられるからだ。 

Craveはすでに朝の2時まで営業しており、週末や祝日はさらに遅い時間まで営業している。「今回の取り組みでもっとも恩恵を受けるのは私たちのような飲食店です」とHariri氏は語る。「より長い時間営業することで、労働者にとっても仕事の機会が増えますし、収益も増えます」

Hariri氏によれば、Craveは以前、夜の12時以降の宅配サービスを試してみたことがある。売上は、最初の方こそあまり振るわなかったが、しばらくすると増えていった。

「顧客は 多様な選択肢を求めています。夜遅くまで営業している宅配サービスを実際に探してみると、いくつかのファストフード店があるだけで、非常に選択肢が限られていることに気がつきます。とくにジッダのようにナイトライフが盛んな都市の顧客は、これでは満足できません。宅配サービスは好調だったので、レストラン全体の深夜営業も上手くいくはずだと考えています」

サウジアラビアのDimah Alsharif弁護士は、日夜問わず商業活動を行えるようにする今回の決定と、サウジアラビア政府の改革案が掲げる目標である「クオリティ・オブ・ライフ(生活の質)」促進との間には、直接的な関連があると指摘する。

「商業的な面でいえば、今回の決定が商業活動を促進・発展させ、事業の目標到達を手助けすることになるのは間違いありません」Alsharif弁護士はアラブニュースに語った。「ただ、働く女性が置かれている状況を考えた場合、(夜勤)労働時間をそうした女性に当てはめるにあたっては、特別な注意が必要です。とくに夕方以降、女性が11時間以上働くことは、労働規則により禁止されています。ただし、大臣が例外規定を定めたならば別です」

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