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フランクリー・スピーング:サウジはハッジを容易にし健康と安全を確保する、ハッジ・ウムラ省副大臣

「フランクリー・スピーング」で、サウジアラビア・ハッジ・ウムラサービスの公式報道官、ヒシャム・サイード氏は、新型コロナウイルスのパンデミックが始まって以来、初めてのハッジ開催を行い、巡礼者を迎えるための準備について説明した(AN・写真)
「フランクリー・スピーング」で、サウジアラビア・ハッジ・ウムラサービスの公式報道官、ヒシャム・サイード氏は、新型コロナウイルスのパンデミックが始まって以来、初めてのハッジ開催を行い、巡礼者を迎えるための準備について説明した(AN・写真)
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04 Jul 2022 05:07:00 GMT9
04 Jul 2022 05:07:00 GMT9

アラブニュース

  • 巡礼者のための新しいオンライン予約システム、健康管理の準備、緊急事態への備えを含む手配が行われた
  • ハッジ・ウムラ省の副大臣兼公式報道官は、フランクリー・スピーングに出演し、概要を述べた

リヤド:サウジアラビアは、今週末にハッジ(大巡礼)を行う人々の安全と健康を考慮し、円滑な巡礼のためのあらゆる手配を行ったと、ハッジ・ウムラ省の副大臣兼公式報道官であるのヒシャム・サイード氏は述べた。

今回の手配のハイライトは、巡礼者のための新しいオンライン予約システム、新型コロナウイルスによるパンデミックが続く中でのハッジシーズンのための医療準備、そして緊急事態への備えである。

パンデミック発生後2年ぶりに開催されるハッジに巡礼者を迎えるためにサウジアラビアが行った入念な準備について、サイード氏は、主要な政策立案者やビジネスリーダーが出演するアラブニュースのトークショー「フランクリー・スピーキング」のホスト、ケイティ・ジェンセンとのインタビューの中で概要を述べた。

2016年にムハンマド・ビン・サルマン皇太子が発表した改革プログラム『サウジ・ビジョン2030』によるこのハッジ・ウムラのサービス部門は、サイード氏によると3つの主要な目標を持っている。

「第1の目標は、巡礼達成者(ハッジー/ハッジャ)、巡礼者、イスラム教徒がサウジアラビア王国内でハッジとウムラを行うためのすべてのプロセスを緩和し、容易にすることです。第二の目標は、サービスの質を高め、最高・最良のサービスを提供できるようにすることです」と彼は語った。

第三の目標は、「サウジアラビア滞在中に、精神的豊かな旅を体験し、美しい思い出を作ってもらうことです」

聖地メッカへの巡礼を控えた世界中の何十万人ものイスラム教徒にとって、それは一生に一度の旅となる。つい数週間前、サウジアラビアのハッジ・ウムラ省は、イギリス、アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパからの巡礼者のために、「Motawif」と呼ばれるオンライン予約システムを導入したばかりだ。

「Motawifが導入される以前は、ハッジの対象となる人々がそれぞれの国の代理店を訪れ、すべての手続きを手作業で行うしかありませんでした」とサイード氏は言う。

「私たちは、6月9日にこのプラットフォームを立ち上げました。このプラットフォームの使い方を知ってもらうためのキャンペーンも充実しています。コールセンターでは、24時間365日、お客様や巡礼者からの問い合わせにお答えしています」

「また、巡礼者がアカウントを登録し、様々なパッケージを閲覧し、自分に合ったパッケージを選択するための時間はまだ十分にあります」

サイード氏は、巡礼者が自分の好みに応じて選べる、シルバー、ゴールド、プラチナの3つのパッケージがあると説明した。パッケージは6000ポンド(約9万8000円)からで、これは従来の旅行会社が提供するものより40%安いと彼は付け加えた。

基本パッケージには、ホテル宿泊、王国内の移動、食事、飲み物、そして巡礼者の到着後のサポートやフォローアップを行うグランド・サービス・エージェントの利用料金が含まれている。

9000ポンドに達する高価なパッケージは、5つ星ホテル、メッカの聖モスクやメディナの聖モスクにより近い宿泊施設、王国での長期滞在、一流の食事、VIPバスの送迎などが含まれる。

しかし、このシステムにはすでに苦情が寄せられている。申請者からは、サイトに不具合があり、巡礼の予約が困難だという声が上がっている。また、巡礼者の中には、最大の目的である宗教的体験のために貯金を切り崩したのにも関わらず、空港で足止めされ、ハッジに参加できなくなった人さえいるという。

巡礼者のための新しいオンライン予約システム「Motwatif」について、ハッジ・ウムラ省報道官がフランクリー・スピーキングに語った。(AN・写真)

何千人もの巡礼者がソーシャルメディアに投稿し、何年も待った旅が台無しになったと訴えた。

「それを聞いてとても悲しく思います。何が起こったかを説明すると、これは全体のトラフィックの約2パーセントの、非常に限られた人たちに起こったことなのです」とサイード氏は言う。

同氏によると、支払いが遅れたために遅延が発生した人、必要書類を提出しなかった人、航空券を含まないパッケージを偽って選択した人などがいたとのことである。

来年のハッジまでこのプラットフォーム稼働を延期すべきだったという批判もあったが、サイード氏は同意していない。「これは非常に使いやすいプラットフォームです。私達は啓蒙活動や、顧客との直接のコンタクトも行っています」と彼は言う。

サイード氏によると、巡礼者がハッジの年齢制限である65歳未満であること、新型コロナウイルスの予防接種の完了、そして王国に到着後72時間以内に受けたPCR検査の陰性を証明することができるため、今がこのプラットフォームの立ち上げにふさわしい時期であったという。

このような新しい要件がある中で、「これらをどうしたら手作業で行えると言うのでしょうか?」と彼は語った。

「巡礼者を責めるわけではありません。これは新しいプラットフォームなのですから。新しいプラットフォーム、新しいインターネットシステムを立ち上げるときには、必然的にいくつかのチャレンジが存在します。しかし、私たちの役割は、彼らを助け、彼らのためにプロセスを促進することです」

前払いしたのにも関わらず、ハッジの参加許可が下りないという巡礼者のために、Motawifは解決策を用意している。このプラットフォームを利用して支払いを済ませた巡礼者は、キャンセル手続きを行い、返金を受けることができる。

また同氏は「巡礼者が直面しているこれらの問題や困難はすべて、Motawifが直面するものであり、私達は現在これに対処していることを保証します」とも述べた。

オンライン予約システムの障害にもかかわらず、今年のハッジはサウジアラビアによるこの2年間で最大の事業のひとつになることが画定している。

サウジアラビアは最近、公共の場でのフェイスマスクの着用など、新型コロナウイルスに関連する多くの制限を解除している。

2016年にムハンマド・ビン・サルマン皇太子が発表した改革プログラム『サウジ・ビジョン2030』におけるハッジ・ウムラのサービス部門は、サイード氏によると3つの主要な目標を持っている。(AN・写真)

2020年と2021年のハッジシーズンは、こうした制約からそれぞれ1万人、6万人の巡礼者にとどまったが、2022年は2年ぶりにはるかに多くの人々がハッジのために王国に入国可能になる。

「私たちは、海外とサウジアラビア王国内からの100万人のハッジ巡礼の受け入れを決定しました。100万人の85%、つまり85万人が世界からのハッジのために指定されるのです。そして、サウジアラビア王国内からのハッジは15万人で、サウジアラビアの市民と居住者に分けられます」

「今年は100万人を制限として掲げ、それを目標としています。パンデミックはまだ続いており、終わってはいません。私たちは今回、全ての制限を解除するわけにはいきませんでした」

サイード氏は、新しい技術によって巡礼者のハッジ体験を合理化する方法について詳しく説明した。モバイル・アプリケーションによって、巡礼者はスマートIDを取得し、サービスにアクセスできるようになり、ハッジ省はSMSで巡礼者に連絡できるようになる。また、巡礼者はこのアプリケーションを使って、聖地で道に迷ったときやその他の支援が必要なときにサポートに連絡することができる。

新型コロナウイルスによる制約がサウジアラビア人と巡礼者の記憶にまだ新しい中で、新たに出現したサル痘ウイルスが、安全で健全な巡礼の旅を脅かすのではないかと心配する人もいる。また、過去の巡礼の季節に起こった衝突や圧死事故による巡礼者の悲劇を思い出す人もいる。

ムズダリファ、ミナ、アラファトの聖地では、フェイスマスクの着用が義務付けられているなど、いくつかの制限がまだ残っているという。

また、ハッジ・ウムラ省は3万人以上の医師と看護師からなる医療チームを備えており、王国内の185の病院が病気になった巡礼者を受け入れることができるという。

「どのようなケースでも、どのようなシナリオでも、対応できるように準備しています。リハーサルも行い、そのための訓練も行っています」

「万が一、緊急事態に直面しても、対処できるような計画を立てています」

 

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