



アラブニュース
リヤド: ジョー・バイデン米大統領は金曜日、就任後初となる中東訪問の最終訪問先であるサウジアラビアに到着し、同国の指導層と会談した。
バイデン大統領は4日間の中東訪問の3日目に紅海の港町ジェッダのキング・アブドルアジーズ国際空港に到着。
最初の2日間はイスラエル政府関係者と会談、金曜日にはヨルダン川西岸に移動してパレスチナ自治政府のマフムード・アッバース大統領らと会談した後、サウジアラビアに飛んだ。
ジェッダに到着後、バイデン大統領はサウジアラビアのサルマン国王と会談し、その後、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子らサウジ高官や大統領の最高顧問らを交えた大きめの実務会合を行った。
バイデン大統領は会談に先立ち、ジェッダのアル・サラム宮殿で皇太子に面会した。
バイデン大統領は土曜日、帰国前に湾岸協力会議(バーレーン、クウェート、オマーン、カタール、サウジアラビア、UAE)指導者の会合に参加する予定だ。中東の近隣諸国のエジプト、イラク、ヨルダンの首脳も出席予定だ。
サウジアラビア指導層は「全ての航空会社」に対する制限解除を発表し、イスラエル機による領空通過の道を開いた。バイデン大統領もこの動きを「歴史的」として歓迎した。
「サウジアラビアの決断により、サウジアラビアとの関係を含め、イスラエルがさらに地域に溶け込んでいく機運を高めることができます」と、米国の指導者はいう。
米国大統領がイスラエルからサウジアラビアに直接行くのはバイデン大統領の直行便が初めてだ。
AFP、ロイター