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サウジアラビア外相、アラブニュース・ジャパンのイベントで二国間関係やエネルギー市場について議論

2年半前にアラブニュース・ジャパンが発足した際に日本外国特派員協会(FCCJ)でのイベントで講演したファイサル王子は、発言の冒頭で故安倍晋三元総理に哀悼の意を表明した。(ANJP)
2年半前にアラブニュース・ジャパンが発足した際に日本外国特派員協会(FCCJ)でのイベントで講演したファイサル王子は、発言の冒頭で故安倍晋三元総理に哀悼の意を表明した。(ANJP)
2年半前にアラブニュース・ジャパンが発足した際に日本外国特派員協会(FCCJ)でのイベントで講演したファイサル王子は、発言の冒頭で故安倍晋三元総理に哀悼の意を表明した。(ANJP)
2年半前にアラブニュース・ジャパンが発足した際に日本外国特派員協会(FCCJ)でのイベントで講演したファイサル王子は、発言の冒頭で故安倍晋三元総理に哀悼の意を表明した。(ANJP)
2年半前にアラブニュース・ジャパンが発足した際に日本外国特派員協会(FCCJ)でのイベントで講演したファイサル王子は、発言の冒頭で故安倍晋三元総理に哀悼の意を表明した。(ANJP)
2年半前にアラブニュース・ジャパンが発足した際に日本外国特派員協会(FCCJ)でのイベントで講演したファイサル王子は、発言の冒頭で故安倍晋三元総理に哀悼の意を表明した。(ANJP)
2年半前にアラブニュース・ジャパンが発足した際に日本外国特派員協会(FCCJ)でのイベントで講演したファイサル王子は、発言の冒頭で故安倍晋三元総理に哀悼の意を表明した。(ANJP)
2年半前にアラブニュース・ジャパンが発足した際に日本外国特派員協会(FCCJ)でのイベントで講演したファイサル王子は、発言の冒頭で故安倍晋三元総理に哀悼の意を表明した。(ANJP)
2年半前にアラブニュース・ジャパンが発足した際に日本外国特派員協会(FCCJ)でのイベントで講演したファイサル王子は、発言の冒頭で故安倍晋三元総理に哀悼の意を表明した。(ANJP)
2年半前にアラブニュース・ジャパンが発足した際に日本外国特派員協会(FCCJ)でのイベントで講演したファイサル王子は、発言の冒頭で故安倍晋三元総理に哀悼の意を表明した。(ANJP)
2年半前にアラブニュース・ジャパンが発足した際に日本外国特派員協会(FCCJ)でのイベントで講演したファイサル王子は、発言の冒頭で故安倍晋三元総理に哀悼の意を表明した。(ANJP)
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20 Jul 2022 12:07:14 GMT9
20 Jul 2022 12:07:14 GMT9
  • ファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード王子、安倍元首相の死を悼み、「傑出した政治家」と称える
  • 東京で開催された円卓会議で、エネルギー、安全保障、地政学について言及

アリ・イタニ

東京:外務大臣であるファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード王子が、サウジアラビアは、熱意をもって日本との二国間関係強化の勢いを維持し、中長期的なエネルギー供給の安定化に努めていると述べた。

火曜日に東京で行われたアラブニュース・ジャパンの円卓会議に参加したファイサル王子は、日本が主要な消費国である石油の問題や、中東の安全保障からサウジアラビアの観光産業まで幅広い問題について語り、そして故安倍元首相に哀悼の意を表した。

「パンデミックが我々全員に影響を与えたことは否めません。我々の国の経済や、課題を前進させるうえで影響を受けている」とファイサル王子は述べた。

「しかしもちろん、個人的なレベルでも、我々は皆、非常に大きな影響を受けています。パンデミックの影響のひとつは、世界規模でのコミュニケーションの欠如、コンタクトの欠如であり、それは我々のグローバルなパートナーシップに何らかの影響を与えています」

「私がここにいる理由のひとつは、パンデミック前にあった勢いと、日本との関係を確固として維持するためです。我々は今回の訪問以前より日本政府の方々と協力して長年取り組んできたすべての議題が継続されるように取り組んでおり、今は未来に目を向けています」と続けた。

アラブニュース・ジャパンの地域代表であるアリ・イタニ氏の司会で行われたディスカッションで、ファイサル王子はまず、7月8日に日本の奈良で選挙演説中に銃殺された安倍元首相に哀悼の意を表した。

ファイサル王子は、「極めて悲劇的な出来事でした。」と2年半前にアラブニュース・ジャパンが発足した際にイベントが行われた日本外国特派員協会で語った。

「故安倍晋三氏はサウジアラビアで、傑出した政治家、国際舞台で多大な影響を与えた人物と認識されていました」

「彼は、我々サウジアラビアの友人であり、両国の戦略的関係の強化に貢献した人物でした。ですから、我々は彼の逝去の報を受け非常に悲しく、ショックを受けました。私は謹んでサウジアラビアの指導者たちの哀悼の意を(日本の)首相に伝えました」

ファイサル王子は、バイデン米国大統領のサウジアラビア訪問の話題に移り、世界のエネルギー市場の安定化と再生可能エネルギーへの移行の両方に対するサウジアラビアのコミットメントを改めて表明した。

さらに、OPECに加盟していないロシアなど10か国を含む24の産油国が非公式に連携しているOPEC+について、「我々は、OPEC+を通じて石油市場の安定を維持することに焦点を当てており、OPEC+内の対話は極めて強固であり、必要に応じて市場の要求に応えている」と述べた。

「我々がここで取り上げ、世界中のパートナーと共に取り組み続けている課題のひとつは、エネルギー移行に対してバランスの取れたアプローチを取る必要があるという点です。つまり我々は今、再生可能な経済とカーボンネットゼロへの、エネルギー移行を進めているのです」

ファイサル王子はその日早くに、日本の林芳正外務大臣と会談し、さまざまな要因によって引き起こされた燃料危機に世界中が直面し続けている中、世界の石油市場を安定させるための協力的な取り組みについて議論した。

ファイサル王子は円卓会議で、「経済が機能し続け、経済的ショックに直面しないように、必要な資源とエネルギーにアクセスするためには、炭化水素への投資が必要です」と述べた。

ファイサル王子は、湾岸協力理事会諸国、米国、エジプト、イラク、ヨルダンの指導者や代表者が参加し、7月16日にサウジアラビアの港町ジェッダで開催されたジェッダ安全保障・開発サミットにおけるムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下の最近の演説の一部に言及した。

「(皇太子殿下は)サウジアラビアが1,300万バレルの生産能力に向けて取り組んでいると指摘しました。またそれが、我々に実現可能な最大量であると」とファイサル王子は述べた。

「これは、我々が再生可能エネルギーの導入に取り組む一方で、ほかの国々も当面は炭化水素の生産能力に投資する必要があることを意味します」

ファイサル王子は、サウジアラビアは中長期的な石油の安定供給に努めており、世界の石油需要に確実に対応できるようにOPEC+パートナーとも協力していくと強調した。

「今のところ、市場で石油は不足していないようです。精製能力は不足しており、それが問題です」と述べた。

「精製能力にもっと投資する必要があります。これは、各国、特に消費国が、利用可能な石油を精製する十分な能力を確保するために行うべき政策決定です」

ファイサル王子は、先週サウジアラビアの指導者たちが米国大統領代表団と行った協議について詳しく述べ、安全保障と安定が両国にとって主要な課題のひとつであると説明した。

「我々は米国から、地域の安全保障に対する非常に明確なコミットメントを得ました。すなわち、米国は自らの存在を維持するだけでなく、海上安全保障を確保し、この地域に存在する弾道ミサイルなどの脅威に対抗するための強固な能力を維持していきます」とファイサル王子は述べた。

そして、ジェッダ安全保障・開発サミットの参加者は皆、自衛能力の強化だけでなく、共同協力にも力を入れていると付け加えた。

サウジアラビアのイランへの関与に関する質問について、ファイサル王子は「我々はイランに関与し続けることを約束します。なぜなら、もしイランがこの地域で異なる道を歩み、近隣諸国と積極的に関わり、自らを発展させることに集中するように向かうならば、イランはこの地域の真のパートナーになりうると強く信じているからです」と述べた。

「イランは核兵器開発の意図はないと言っていますが、その態度と行動はそうでないことを示しています。60%までの濃縮やその他の技術開発など、民間の核開発計画に見合わないような活動を発表するのを目にしています」とファイサル王子は付け加えた。

「結局のところ、核兵器の能力こそがもっとも危険なのです。ですから、我々は外交的な手段による解決が可能であると確信しています」

ファイサル王子はリヤドの対モスクワ政策を明らかにして、「ロシアはOPEC+に不可欠な存在であり、共同体としてのOPEC+への協力なしには、国際市場への十分な石油供給とエネルギー需要を適切に確保することは不可能でしょう」と述べた。

サウジアラビアは国連での投票を通じてウクライナ戦争に対する立場を明確にしているが、「このことによってロシアと協力関係を持つことが妨げられるとは感じていない」とファイサル王子は説明した。

イスラエルについては、「2002年のアラブ和平イニシアチブで提案されたパレスチナ国家、尊厳ある国家への道筋を見つけること」がサウジアラビアとイスラエルの関係の主な障害であり、未完の課題であると述べた。

ファイサル王子は、「パレスチナとイスラエルの和平への道筋がない限り、この地域は非常に不安定な状態であり続けて、それが過激派を後押しするでしょう」と警告した。

ファイサル王子は、パンデミック後のサウジアラビア観光業の再開についても語った。

「サウジアラビアが観光客を受け入れていると報告できることを嬉しく思います」と述べ、日本国民はビザなしでサウジアラビアを訪問できることを指摘した。

「少し中断していましたが、今は復活し、何百万人もの観光客がサウジアラビアを訪れています」

火曜日の円卓会議には、独立系ジャーナリストや、NHK、時事通信社、共同通信社、朝日新聞社、日本経済新聞社などの日本の報道機関が参加した。

サウジアラビアのナーイフ・アル・ファハーディ駐日大使や日本の岩井文男駐サウジアラビア大使も臨席した。

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