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安倍首相、サウジ国王と会談=中東情勢めぐり意見交換

13 Jan 2020
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Updated 16 Jan 2020
13 Jan 2020

ヌール・ヌガリ

リヤド:日本の安倍晋三首相は、中東歴訪の最初の訪問先であるサウジアラビアで、日曜日に国王と皇太子に会見して中東情勢についての議論を交わした。

米国とイランとの緊張緩和を望んで中東を訪れている安倍首相は、リヤドでサルマン国王に出迎えられた。

その後首相はアルウラでムハンマド・ビン・サルマン皇太子に会い、地域開発についての議論を交わした。中東地域での最近の緊張の高まりのなか、首相はサウジアラビアの姿勢を称えた。 

「会談は実り多いものだった」と日本の大鷹正人外務報道官は、日曜日の記者会見で述べた。両首脳は現在の情勢や、緊張緩和のためにすべきことについて、意見交換したという。

会談中、安倍首相は、状況がさらに深刻化することは避けなければならないとし、「サウジアラビアなどの関連諸国が自制的な態度を示していることを評価する」と皇太子に述べたと報道官は伝えた。

「安倍首相は、イランを含む中東で発生するいかなる軍事衝突も、中東地域のみならず世界の平和と安定に深刻な影響を及ぼすと述べました」と彼は付け加えた。

イランとの仲介役としての日本の役割について、大鷹報道官は、「イランに関するこの問題は極めて慎重さを要する難局です。それについてあまり詳細を述べるのは差し控えたいと思います。我々は、自分たちの取り組みを必ずしも仲介とは位置付けていません」と彼は強調したが、日本はアジアで唯一この問題に関与している国である。

報道官はまた、米国との親密な関係を持ち、イランとの絆を確立してきた日本として、どのような役割を果たすことができるかを強調した。

「米国の同盟国であり、イランとも長年にわたる関係を有する日本は、それらの関係に基づき、それらの背景における役割を果たすことに努めてきました」と彼は述べた。

安倍首相はまた、ベドウィンテントの中で伝統的なサウジのもてなしを受けながら、ムハンマド皇太子と両国間の他の問題についても議論を交わした。

両首脳の会談は、プライベートな20分の話し合いを含めて1時間ほど続いたと大鷹氏は述べた。

安倍首相は、サウジ内で行われている改革の取り組みを高く評価し、改革はサウジアラビアのためのみならず、中東地域、延いては世界のためにも重要であると述べた。

日本は、2016年から進めてきた協力枠組み「日・サウジ・ビジョン2030」を通して、ムハンマド皇太子の改革への取り組みを全面的に支援すると安倍首相は約束した。両国は幅広い領域について取り組んでおり、すでに大臣レベルで4つの話し合いを終え、69領域での協力を特定した。

リヤドでの会談で安倍首相とサルマン国王は、今年サウジアラビアが議長国を務めるG20と、東京オリンピック・パラリンピックの成功に向けて、協力し合うことを確認し合った。40分の会談で国王は、サウジと日本がエネルギー分野だけでなく様々な分野で戦略的パートナーシップを深めることへの期待を表明した。

この日の会談は、安倍現政権が2012年12月に発足して以来、両首脳にとって5度目の会議だった。当初、サルマン国王は皇太子だった。

ムハンマド皇太子との会談で安倍首相は、日本はリヤドで開催される次のG20サミットの成功に向けてサウジアラビアを支援すると述べた。それに対して皇太子は、サウジアラビアは大阪で開催された前回のG20の成果に従うと誓った。

安倍首相がアルウラに到着すると彼の一行は、文化大臣兼アルウラ王立委員会委員長であるバドル・ビン・アブドゥラ・ビン・ファルハン王子の出迎えを受けた。

安倍首相が次の訪問先であるアラブ首長国連邦やオマーンへ向かう前に最後に訪れたアルウラは、さまざまな考古学的財宝が美しい砂漠の風景に囲まれている場所だ。

ヘグラの街とアルウラ渓谷を一般公開しようとのサウジアラビアの計画は、アラビア半島や全世界の歴史の欠けている章を復元するものである。

ポスト・イスラム主義時代になってマダイン・サーレハという名で呼ばれているこの失われた都市ヘグラは、ヨルダンにある有名な双子都市のペトラと同じく、ナバテア人によって建設された。ナバテア人は紀元前4世紀から紀元106年まで、アラビア半島を東西南北に走る有益な貿易ルートを支配していた。

安倍晋三首相がサウジアラビアの訪問中にアルウラを訪れたことで、今年中の一般公開の準備が進む古代ナバテア人の土地に、スポットライトが当たっている。

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