
リヤド:サウジ経済犯罪検察局は、同国国民とアラブに住む国外居住者4人から成る犯罪組織を逮捕した。
この組織に対しては貨幣偽造容疑で捜査が行われている。
ある検察局職員によると、この組織の構成員らは法的手続きが完了した後に専門裁判所に送致される。
捜査が行われる中で、犯人らが偽造紙幣印刷のための電子機器を備えた専用の部屋を設置していたことが明らかとなった。
貨幣偽造に関する刑法第2条に従い、犯人らは25年以下の実刑判決および50万サウジリヤル(13万3000ドル)以下の罰金を科されることになる。
前出の職員は、偽造は逮捕と厳罰が必要とされる重大犯罪の一つであると強調したうえで、検察局は通貨・金融取引をあらゆる形態の犯罪から保護するために絶え間ない努力を続けていると述べた。
「当検察局は、通貨・金融の安全と国民経済の毀損を試みるいかなる者に対しても躊躇なく規制を適用する」
先週には、11人が公金横領で有罪となり合わせて65年の実刑判決を受けた。
国外居住者を含む被告らは、自分たちが所有する複数のガソリンスタンドから政府助成のディーゼルを大量に購入したうえで、それを国外のバイヤーに販売した罪に問われていた。
また、マネーロンダリング、偽造、銀行管理規則違反などの多数の犯罪にも手を染めていた。
容疑者らは実刑判決を受けただけでなく、犯罪活動から得た利益を差し押さえられ、2900万サウジリヤルを超える罰金を科された。
この犯罪に関与していたガソリンスタンドは免許を剥奪され、今後の公的機関との取引を禁止された。
サウジ国営通信