ラシッド・ハサン

リヤド: 緊急支援物資を運ぶ救援航空機がアダナ空港に到着し、シリアとトルコの地震被害者を支援する。

サルマン国王人道救助センターは9日、アラブニュースに対し、「サウジエアブリッジの一環として、最初のサウジ救援航空機がトルコのアダナ空港に今朝到着した」と述べた。

「その後、2機目のサウジ救援航空機がアダナ空港に到着し、98トンの救援物資を運んだ。医療材料に加えて、フードバスケット、テント、シェルターバッグ、毛布とラグが含まれている」

「この援助はサウジアラビアの人道的救援活動の枠組みによるものだ。サウジの人道支援組織であるKSreliefを通じて提供され、世界のいたる所で様々な危機や苦難に苦しむ群衆を支援している」

KSreliefは8日、サルマン国王とムハンマド・ビン・サルマン皇太子の指令を実施し、シリアとトルコを襲った6日の地震で被害に遭った人々を支援する国家的運動を立ち上げた。

宮廷顧問でありKSrelief総括責任者であるアブドゥラー・アル・ラビーア氏は8日、次のように語った。「国王と皇太子の指令の下、我々はシリアとトルコの地震被害者のために国家的運動に着手する。この寛大な指令は、サウジ王国指導者層と国民による高貴な人道的努力を具現化したものだ」

「KSreliefは、サウジの関係当局と連携して、この惨事で負傷し、その他被害を受けた人々すべてに支援の手を差し伸べている」

「この国家的運動では、サヘム寄付金ポータルサイトを通じた寄付を受け付けている。一般の人々は、KSreliefの指定銀行口座へ直接振込による寄付も可能だ」

「この運動を立ち上げる前に既に受け取った寄付金は1,300万サウジアラビア・リヤルに達していた。まさしくサウジ国民の寛大さと慈愛の現れといえよう」

彼は続ける。「我々はこの運動を通じて様々なセクターで数々のプロジェクトを確実に実施する。数時間以内に始める救援物資の空輸もその一つだ」

「負傷者の命を助けるために地震被害地域に派遣されるレスキュー隊と共に、シェルター、医薬品、食糧援助を空輸で供給する」

アル・ラビーア氏は、緊急介入隊、救急医療グループ、そしてボランティアのサウジの幹部らが、シリアとトルコにおける被災者の苦しみを和らげようと現地へとまさに向かっているところだと述べた。