

アラブニュース
リヤド:サルマン国王人道援助救援センター(KSrelief)はこのたび、イエメンのいくつかの州で最も立場の弱い家族、避難民、難民に保護サービスを提供するため、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と協力協定に調印した。
この協定のもとで、最も脆弱なグループや医療関係者に対して心理社会的支援と専門的な保護サービスが提供され、難民や避難民の間で意識向上に関するプログラムが実施される。
協定は、第3回リヤド国際人道フォーラムの際に、KSreliefの統括官であるアブドゥラー・アル・ラビーア博士とUNHCRのフィリッポ・グランディ氏によって調印さ れた。
今回の協定は、イエメンのいくつかの州における難民と避難民の保護を強化するためにサウジアラビアが行っている取り組みの一部である。
アル・ラビーア氏はまた、国際移住機関のアントニオ・ビトリーノ事務局長と協力協定に調印した。
この協定のもとでは、人道および救援活動に関する情報、訪問、専門知識および現場での経験、調査、研究、報告、および統計が双方で交換されることになっている。
双方はまた、セミナー、ワークショップ、展示会にも参加する予定である。研修や能力開発、また緊急事態や危機における緊急救援支援の分野でも協力が強化される。
この協定は、KSreliefが救援活動のあらゆる分野で国連機関や人道支援組織との協力を強化し、人道支援業務を拡大するための取り組みの一環である。
KSreliefはまた、ソマリアの避難民や脆弱な女性のためのリプロダクティブ・ヘルス・サービスへのアクセスを改善するために、国連人口基金と協力協定を締結した。
この協定は、対象となる地域の13のリプロダクティブ・ヘルス・センターでソマリアの妊娠中の女性や少女にリプロダクティブ・ヘルス・サービスを提供し、手術室に手術を行うために必要な医療機器や、妊娠中の女性が潜在的な合併症を治療するために必要な医薬品を備えることによって、子どもの死亡率を減らすことを目的としている。
また、評価チームや健康教育チームに必要な予算の配分、医療センターで働く医療スタッフの給与の支払い、フィスチュラ患者のための3つの外科手術キャンプの設立などが規定されている。