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儀式の再開以降、79万人近い巡礼者がウムラに参加

11月1日に始まった儀式の第3段階では、サウジアラビア国内の居住者に加え、外国からの巡礼者に儀式を行う許可が与えられた。(SPA)
11月1日に始まった儀式の第3段階では、サウジアラビア国内の居住者に加え、外国からの巡礼者に儀式を行う許可が与えられた。(SPA)
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11 Nov 2020 07:11:00 GMT9
11 Nov 2020 07:11:00 GMT9
  • 厳格な医療手順を実行することにより、巡礼者は徐々に増加してきた

タレク・アルサカフィ

メッカ―サウジアラビア王国がロックダウンから平常に戻りつつある中、厳格な医療手順を実行しながら巡礼者向けサービスを維持する計画が順調に進行している。

サウジアラビアのハッジ・ウムラ省は、ウムラ儀式の段階的再開が10月4日に始まって以降、計78万8038人がウムラを行ったと述べた。11月1日に始まった儀式再開の第3段階では、サウジ国内居住者に加えて国外の巡礼者が儀式を行う許可を得た。

サウジアラビアは3月にウムラを停止し、7月にはハッジ巡礼を許可する人数をわずか約1000人にまで大幅に削減した。これらの措置はすべて、新型コロナウイルスの感染拡大に対応したものだ。

ハッジ・ウムラ省次官のアムル・アルマッダー博士はアラブニュースの取材に対し、認定代理人や認定されたウムラ企業事務所を通して申請されたすべての外国人向けビザが、それらの申請が必要な要件を満たしていることを条件に受理されたと述べた。

また、同次官は、外国の旅行事務所は、巡礼者がウムラ儀式を行うために入国できるように、ハッジ・ウムラ省との契約に従っていると付言した。

同次官は、14日間続くウムラの第1段階では8万4000人(1日あたり6000人)の巡礼者を受け入れたとし、次のように述べた。「第2段階では21万人の巡礼者がウムラ儀式を行った。この段階は14日続き、1日あたりの受け入れ人数は1万5000人となった」。アルマッダー次官は先週、「4グループ、計1000人弱の巡礼者が外国からやってきた」と述べていた。

一方、二聖モスク担当総合庁のシーク・アブドゥルラーマン・アルスダイス長官は、ウムラを行う巡礼者の増加に対応するため、カーバ周辺の巡礼路の数を増やし、年長者や障害者、車いすの人に対し道を割り当てるよう指示した。

アルマッダー次官は、第3段階では、巡礼者向けサービスを効率化し、必要な変更について検討するため、規制手順が見直されると述べた。

ウムラへの参加を申請する外国の人々は、18歳から50歳までの年齢である必要があり、サウジ保健省の要件に従わなければならない。また、申請者は、サウジに向けて出発する72時間前に受けた新型コロナウイルスのPCR検査で陰性であったことを示す信頼ある研究機関発行の証明書を提出する必要がある。

巡礼者がウムラへの参加、グランドモスクでの祈り、預言者のモスクへの訪問、預言者のモスク内の預言者の神聖な部屋での祈りを行うためには、関係規制および収容可能人数に従いつつ、Eatmarnaアプリケーションを通して予約する必要がある。また、各巡礼者は、帰りの航空券を確保しておかなければならない。

アルマッダー次官は次のように強調した。「祈りの予約のみを行っている巡礼者は、ウムラを行うことはできない。なぜなら、そうした巡礼者はタワーフの場所には入れないからだ」

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