外務省は17日、東シナ海の日中中間線西側で、構造物1基の土台を運搬する中国側の動きを確認したと発表した。この海域では、これまでに掘削設備など17基の構造物が確認されている。外務省の船越健裕アジア大洋州局長は、在日中国大使館の楊宇次席公使に電話で「一方的な開発を進めていることは極めて遺憾だ」と抗議した。
東シナ海の資源開発をめぐっては、日中両政府が2008年、ガス田の共同開発を行うことで合意したが、実施に向けた協議は中断。中国側が一方的に開発に向けた動きを進めている。
時事通信