リヤド:イスラエル占領当局が今週、占領下のパレスチナ領土の入植地に住宅を建設するための入札公示を決定したことを受け、サウジアラビアは25日に非難声明を出した。
サウジ外務省は声明の中で、「占領当局が犯してきた目に余る違反行為の延長線上にあるこの決定に対するサウジアラビアの非難を表明する」と述べた。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の極右政権は、占領下のヨルダン川西岸地区および東エルサレムのユダヤ人入植地に新たに住宅を1000戸以上建設するための入札を許可した。
今回の動きの数日前には、2005年に入植者が撤収したヨルダン川西岸地区内の入植地への再定住を禁止していた法律の一部がクネセト(イスラエル国会)によって無効にされた。
サウジアラビアは国際社会に対し、イスラエルによる占領を終わらせるという責任を引き受け、政治的解決への道を妨げ国際的な和平努力を損なう挑発行為をやめさせるよう呼びかけた。