• 13ヶ国の人々がスーダンから救出された
• 米国とイギリスの外交官はアラブニュースに対し、サウジの支援に感謝すると語った

アラブニュース

ジェッダ：24日、サウジの船がスーダンから様々な国籍の避難者199人を乗せてジェッダのキング・ファイサル海軍基地に到着した。

サウジ外務省が24日に出した声明には次のようにある。「サウジアラビア王国が自国民および兄弟国・友好国の国民をスーダン共和国から自国へと避難させるために賢明な指導部からの指示のもとで行っている取り組みを続ける中、24日にサウジ国民10人がジェッダ市に到着した。また、避難させた兄弟国・友好国の国民は189人に達した」

「これにより、避難作戦開始以来我々がスーダンから避難させた人々は合計約356人となった。そのうち101人はサウジ国民、残りの255人は26ヶ国の国民である」

サウジの外相であるファイサル・ビン・ファルハーン王子は25日に次のように述べた。「我々は避難を促進する目的で安心かつ確実なな通路を確保するために、スーダンの兄弟たちに積極的に関与している。サウジアラビア王国は外国人をそれぞれの目的地へと安全に避難させるためにその取り組みを継続し、支援を提供する」

サウジアラビアは24日、スーダンにおける軍事活動の速やかな停止についても改めて呼びかけた。

今回の避難者のうち、104人はリビア人、45人はレバノン人、15人はシリア人、4人はスーダン人、3人はイラク人、2人はトルコ人、1人はスウェーデン人だった。

同じ船にはサウジ人10人のほか、イギリス人5人、カタール人2人、米国人2人、イタリア人2人、オランダ人3人、タンザニア人1人も乗っていた。

ファリス・Y・アサド米国総領事はアラブニュースに対し、「バイデン大統領の23日の発言を繰り返すが、我々はサウジアラビアとその国民に感謝している」と語った。「サウジアラビアの友人たちとパートナーたちの全ての支援にも感謝している」

「サウジ政府は今起こっていることに関して非常に率直に我々に伝えてくれた。その点に非常に感謝している。今は我が国の国民の到着を心待ちにしている」

「様々な国の人々が避難することができた。その点に非常に感銘を受け感謝している。我々米政府にとっては、外国にいる自国民の安全が最優先だ」

セシル・エル・ベレイディ・イギリス総領事は、一部アラビア語で語る中で、サウジアラビアの取り組みに感謝を表明した。

同総領事はアラブニュースに対し、「多数のイギリス国民がスーダンからジェッダへと避難したことを確認できた」と語った。「彼らはイギリスの外交官らに迎えられ、領事館から十分なサービスを受けている」

イレーネ・ブオンジョルノ・イタリア副総領事もアラブニュースに対し、イタリア領事館とサウジの外相ファイサル・ビン・ファルハーン王子とのやり取りは「非常に効果的」だったと語った。

同副総領事は続けた。「今夜起こった全てのことについては感謝しかない。非常に良い気分だ。イタリア人女性2人の到着を心待ちにしている」